螺鈿迷宮

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2725
感想 : 395
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737395

感想・レビュー・書評

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  • 最初のほうは凄く読みにくくて、読み進めるのに苦労した。天馬が病院に疑問を持ちはじめてから面白くなってきて、後半は怒涛の展開で一気読み!!今までの海堂作品に比べて重たいけど、面白かった。結局生き残ったのってすみれじゃなくて小百合なのかな。螺鈿をイメージした装丁も単行本ならではで綺麗。2011/185

  • 昔読んだはずなのに、ほとんどおぼえていなかったから新鮮に読めてよかった。翡翠院と桜宮病院を司る桜宮ファミリーの話。

  • 海堂さんの作品は別々のシリーズといいつつも深く関係しすぎてて、一度にまとめて網羅しないと把握しきれませんね!
    ですが、ところどころ知らないことや忘れたことがありつつも全部吹き飛ばして「面白い!」と思わせる力があります。

    ホスピス型の病院に潜入捜査、明らかになっていく医療の闇と命とは、罪とはなんぞやという命題。

    高階院長と白鳥以上の上手がおるとは…いやはや…そして生き残った彼女は北の大地へ!!

  • 読み飛ばしていた巻を読んで、ようやく桜宮の恨みが解った。

  • アリアドネの弾丸を読んだ後に読んだので、あーなるほど!ってところが随所に
    極北クレイマーも読んでたので姫宮のキャラクターと白鳥の診察方法で笑えた。

  • ミステリー要素引き継いで、結構面白かったかな。舞台と登場人物のせいか、京極道を思い出した。

  • 幼馴染である新聞記者・別宮葉子から碧翠院桜宮病院で連続する不審死の正体を暴くためスパイとして潜入捜査を依頼された東城大学医学部生の天馬大吉のお話
    桜宮の最先端治療を結集した東城大学医学部付属病院とその下請けとも言うべき終末期医療と死亡時医学検索を受け持つ碧翠院桜宮病院
    この病院間で起きる桜宮医療界の光と影

    この作品は田口・白鳥シリーズ(バチスタシリーズ)と対を成す物語で、以後、最終巻の『ケルベロスの肖像』『輝天炎上』で重要なエピソードとして用いられる物語である

    田口・白鳥シリーズと比べてみてもミステリー色が強い方かな
    事件の真実に繋がる伏線が随所に隠されていたりして
    過去の事故と事件・・・・・
    これはビックリ!!
    ロジカル・モンスターこと、厚生労働省医政中立第三者機関医療事故調査委員会設置推進準備室室長・白鳥圭輔と碧翠院桜宮病院の医院長・桜宮巖雄の対決
    これも見もの!!

    ただ・・・・終末期医療の問題点を定義しながらそれ自体をミステリーとして仕上げた・・・・
    ちょっとお話にのめり込めなかったかなー

    ・・・・・「本当に、詰めが甘いんだから」・・・・・

    そして、物語は、『ケルベロスの肖像』へ続く・・・・・・
    http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-265.html

  • 東城大学の医学生・天馬は、留年を繰り返し医学の道をリタイア寸前だった。ある日、幼馴染の記者・葉子から「碧翠院桜宮病院に潜入できないか」と依頼を受ける。桜宮病院は、老人介護センター・ホスピス施設と寺院を一体化した複合型病院で、終末期医療の先端施設として注目を集めていた。しかし、その経営には黒い噂が絶えないという。天馬は看護ボランティアとして桜宮病院に通い始めるが、ある時から疑念を感じる。「この病院、あまりにも人が死にすぎる」と・・・。

  • どんどん話が繋がっていきますね!

  • これまでと違った雰囲気を持つストーリー。
    ホラーチックな箇所にゾクゾク。
    桜宮の重大な病院が消えたあと、東城医大はどう変わっていくのか。
    最後のあの女はまた出てくるのだろうか。。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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