螺鈿迷宮

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2725
感想 : 395
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737395

感想・レビュー・書評

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  • バチスタシリーズと繋がってることに途中で気付いてびっくり(笑)バチスタシリーズ好きなので嬉しかったな。話は少し難しくて医療や行政?にうとい私はピンとこないところもあったけど面白かったです。色んな方向から書かれているのに実は繋がってる、読みすすめていく楽しさがありました。

  • 舞台は東城大と同じ桜宮市にある碧水院桜宮病院.桜宮市の解剖を一手に引き受けていたここの黒い噂を嗅ぎ付け潜入した医療ジゴロが失踪した所から話は始まる.碧水院には,3人の娘がいたが,過去に長女は,そのジゴロに襲われたことを,苦にして自殺した.ジゴロの潜入は実は院長桜宮巌雄の罠だった.一方で碧水院は自殺幇助を請け負っており,毒殺した後嘘の解剖所見を記し,そのまま火葬するシステムがあった.これを巧みにつかいジゴロの死体を隠す.碧水院はホスピスに近い病院で,終末医療の問題も扱われ,これと自殺幇助をうまく絡めている.加えて東城大と碧水院との戦いや,白鳥,姫宮が絡んでくる.いろいろ絡め過ぎで結局なにが話のメインなのかよく見えないし,Aiとか終末医療とかやっぱり言いたいことを書き過ぎだな.

  • AIセンター設立の道はここからだったのか。

    桜宮の医療が抱える闇の実態が
    明らかに…

  • 氷姫の物語ということで食いついたら中身はペガサスでした。ということで、医学生の天馬大吉くんが主人公の物語です。
    でんでんむしが舞台のちょっと退廃的な物語でした。
    ペガサスと目に入った瞬間ペガサス流星拳なんてものが思い浮かびましたがまったくそんなことはなかったです。
    主人公の大吉君は特に熱い男でもなかったです。
    氷姫こと姫宮さんのドジっ子ギャップには姫宮さんかわいいわーこれはたまらんわーとの感想を持ってしまいます。
    反面人間辞典のようなセリフをすらすら言っていくのにも姫宮さんいいわーとなります。
    まさにギャップ萌え。そして眼鏡。眼鏡でドジっ子で背が高くて頭がいいなんて・・・!!!
    ナース服なのかな・・・いいなぁたまらないなぁ。
    あと、巌雄先生しぶいです。すき。白鳥さんあいかわらずです。

  • 〈内容〉医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。『このミス』大賞受賞『チーム・バチスタの栄光』の新鋭が贈る最新メディカル・エンターテインメント。白鳥の最強の部下“氷姫”、ついに登場。

  • よくできた話ですね。今まで読んだ海堂さんの作品の中で一番いろいろと伏線が張り巡らされていたのではと思います。他の作品とのリンクもさることながら本当にすごい。アリアドネの弾丸の意味のわからなかったところもわかった。

  • バチスタ、ナイチンゲール、ジェネラルで所々に登場した桜宮病院
    の話。
    桜宮一族の常軌を逸してるキャラクター設定、主人公であろう天馬大吉のキャラがなかなかつかめなかった点で、前3作と比較してとっかかりにくい感じでしたが、後半は一気に読めました。

  • 海堂尊『螺鈿迷宮』読了。かの東城大の落ちこぼれ医学生が近接する桜宮病院の内情を探るべく潜入する。そこで見た「終末期医療」の実態とは。現代医療の問題点をミステリーに仕立て、所々コミカルな会話などでテンポアップさせる著者の手法はやはり秀逸。最後に詰めが甘かったのは果たして…?

  • 白鳥・姫宮のコンビが登場。
    ミス・ドミノの渾名は磨きをかけたかも。

    このお話から物語が急展開していく印象を受けた。

  • 予断なしに読みました。2/3を過ぎても、これのどこがミステリなんだという展開でしたが、残り1/5くらいで猛烈に面白くなりました。「とたとた」という擬音語がユニーク。通して読んだ後、見返すと、伏線が張られまくりで、物語のディティールが頭に入ります。
    著者が医師であるが故の薬剤名、医療材料名の描写はリアリティを感じさせます。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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