奇祭狂想曲 (メディアワークス文庫 く 1-3)
- アスキー・メディアワークス (2012年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048862691
作品紹介・あらすじ
おちゃらけな大学生、名雪小次郎。彼は驚愕していた。すなわち-金がない。そこで小次郎は夏祭り「鳴鼓宮祭」で、濡れ手に粟の金儲けをしようと企む。だが、頼りの相棒・魔王が逮捕され、ピンチに陥る。しかも、かつて敵対していた女子高生・朝霞愛理を人質に、街中を逃げ回るはめになってしまい…。第17回電撃小説大賞"メディアワークス文庫賞"受賞作『おちゃらけ王』の名雪小次郎が、またまた大奮闘!?疾走感あふれる愉快痛快な逃亡劇に、酔いしれろ。
感想・レビュー・書評
-
森見さんの作品の匂いがするーと思ったら、
世界観とか、構成とか、キャラとか、雰囲気
参考にしてるっぽいね!
「おちゃらけ王」というのが、賞をとった最初の作品らしく、続編が本作品らしい。
他のサイトとかみたけど、前作品の方が評価が高い!前作気になるなー、失敗したかなー
表紙めくってすぐの挿絵とか好みでつい買っちゃったよ!作品も最初から途中はものすごいひきこまれて、読みすすめていけた!
★以下ネタバレ含みます
↓
↓
↓
気になりすぎたのが
刑の執行「死」のやつ結局どうなったの
妹の能力なに?砂侵入のは能力なの?最初から何で使わない?
鼻血だした彼「近づいてる」みたいな言葉。その時の意味深な妹とのやり取り。
一度しか読んでませんし、前作読んでないからの謎のこりなのかは不明ですが伏線回収忘れ?で少し気持ち悪い
そして、もりあがったあとに、ずるずるとするおわりとか、個人的に好きなおわりかたじゃありませんでした。どうせなら、もうちょい、魔王の活躍あっても良いかもって感じた。魔王がキャラ濃いわりに存在薄いっていうか…そういえば、 最後のトマトのは魔王の能力なの?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不思議な魅力をもった作品。何よりもキャラクターが魅力的で、それに合うはちゃめちゃなストーリー、読者を選ぶかもしれないが、とても楽しめた。とにかく馬鹿馬鹿しくて楽しい小説。
-
あれから一年経った祭り前。
大学の学費を納められない状態になったのでバイトをすれば首。
ならばどう学費を稼ぐか…そう思っていたら、またあれがやってきた。
そしてまた、前と同じメンバーが。
今回主催者が脱落しているし、巻き添えくって妹さんも動き不可。
唯一動ける主人公と、途中で拾った前回敵の女子高生を人質に
またしても右往左往。
真面目さんの言う事も分かりますが、それ自分に戻ってきているのを
気が付いていらっしゃるでしょうか?
所詮民主主義、多数派民族。
杭打ちゃどっかがぴょんと出るわけですし
最初から無理があると思います。
まぁ迷惑だ、という人の気持ちはすごくよく分かりますが。
前回より多少読みやすかったので、それほど飛ばす事無く。
しかし今回もでたらめな夢、という感じでした。 -
おちゃらけ王が気に入った人はきっと気に入るあの世界観、あの世界がよりパワーアップして返ってきたというと聞こえは良いけど、世界観の懐かしさはあったけど目新しさがないので、ちょっとパワーダウンしたように感じた。でも、それ以上にこの世界が好きなので、まだまだこの世界観での物語をライフワークとして書き続けて欲しい気持ちになりました
-
「おちゃらけ王」の続編と聞いて読まざるを得ませんでした。
うわあああ本当に名雪たちだー!魔王だー! 本当にこの人たちの話は好きです・・・。
そして今回特筆すべきはなんといっても朝霞愛理ですよね。うん、まじでかわいい。なんだこれ。
前作と同じく凝りに凝った表紙と中表紙もステキ。ニーテンゼロイケメン。新キャラのあまりの濃ゆさにそわそわしました。
本当におもしろい!森見とかそのへんが好きな人なら損はしないはず。ぜひご一読を。 -
前巻と同じく回収会をめぐっての大騒ぎを楽しむ作品。
魔王の影が薄くなってしまったが、その分本来の主人公である名雪小次郎の活躍が存分に見れるので面白かった。彼の語り口調は個人的に好みである。
独特な世界観で一部どんな状況なのか読み取りにくい箇所はあったが、この雰囲気に惹かれてしまう。 -
少し読んで、あ、これは続編だったのかと気付いたが、読んでいくと大体想像がついたのでそんなに気にならなかった。森見ワールドにとっても似ている。
-
おちゃらけ王の続編。
言い回しが森見登美彦と似て、遠まわしというか若干斜めからの物言い、腐れ大学生(森見風にいうと)というところで、この手の話が好きな人は読みやすいかも。
前作から1年後の鳴鼓宮祭を舞台に新たな回収会を催そうとするが・・・
といった幹事で話は進んでいく。
登場人物は、前作の名雪・魔王・朝霞を中心に新たな登場人物を加え、各々の思惑・主義などが交差。結局、祭なんだし楽しんだものがちだなというのが読み終わった後の感想。 -
流れのある展開でさくさく読めて楽しめた。