人生2割がちょうどいい

  • 講談社
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062154376

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな一冊。
    端から見たら「成功者」の二人が、ダメな部分も包み隠さず赤裸々トーク。
    客観性ってこういうことだと思う。

  • 中学生ぐらいの頃に見た「好きだから、思い出にするの」というコパトーンのCMが忘れられない、という話をしたら「それは岡康道だね」と博報堂で働く先輩が教えてくれました。その岡康道さんと同級生の対談集。元電通で、独立して会社を立ち上げて、なんて遊びも仕事も相当達者で人生の明るいところだけを歩いて来た何でも器用にこなす人なんだろうな、と勝手に思っていたら意外や意外「生きにくさ」に溢れた対談集でした。各回の末に「最後にもう一度聞きます」というまとめがありそこに書かれている言葉が珠玉。流石物書き。こういう飲み会ならいくらでも出たいな、と思いながら読んでいたらなんと後半で二人とも酒を飲まないことが判明。アルコールの怖さについても、再考する良いきっかけになりました。

  • 読まなくても大丈夫でした。

  • 東京で生まれ育ったかしこい元男子学生ふたりの話。岡康道の仕事の話、ものすごい説得力があった(わたしにとって)。

  • 銀座読書会(2/20)にて
    hisasoyoさんのお勧め。
    九段高校仲間同士の対談。
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    電通出身のCMプランナー岡氏とコラムニスト小田嶋氏の対談集。
    学生時代を知る仲良し二人なので、やんちゃな武勇伝もどんどん飛び出してきました。
    話を聞いていると、親が破産した岡氏の方が破天荒に生きてきたように思えますが、小田嶋氏の方がアル中となってとことんダメ人間生活を送っていたことがわかりました。
    それでも二人とも、ひとかどの人間となっているところがすごいです。

    時々登場した「オルグ能力」という言葉がわからず、後で調べてみました。
    organizerの略で、ある種の組織を作る人、または、その手の組織に勧誘する行為を示すとのことです。

    また、ロックミュージシャンの99.999%くらい貧乏だとのこと。一人当たり5万人の観客がいて始めて成立するビジネスだそうです。

    今後の日本や日本人に向かってのメッセージがなにかあるかと思いましたが、最初から最後まで、二人のリスキーでファニーな思い出話でした。
    最後の最後に「人生は2割程度でいいね」という話になり、それが本書のタイトルになったとわかります。

    岡氏は、集中力がないため、2割しかできないそうです。 
    小田嶋氏は、フルスロットルの10割でやるけれど、それが長く続かないため、トータル的に2割となるそうです。
    あまりフル回転にしていると、息切れしてしまいますからね。

    破天荒な半生を送ってきた二人ですが、人の数倍密度の濃い体験をしてきたからこそ、能力を出すのはほどほどに、と声を合わせて言っているところに、現実味を感じました。

  • 面白かった。
    何の気負いもなく、思ったまま、感じたままを語った内容で、こちらも肩の力を抜いて読めた。年取って、自分についてる先入観だったり、かっこつけだったり、いろんなものを取っ払ってきたんだろうなと二人の話読んでて、思った。
    人生進めていって、自然体で生きれるっていうのも才能なのかなと思った。
    人生2割か。自分自身も、何となく肯定できる気がしてきた。

  • 200907/つまるところ、ビジネスシーンだけに限らず、世の中すべての場面において、人が身に付けるべき力は「コミュニケーションの力」、結局、これに尽きる/日本に裁判員制度は向かない。この国は人と違うことを思っても言っちゃいけないという文化。陪審員制度は「これは言うんだ、言わなきゃダメなんだ」というようなアメリカの教育の上にある/社会性というのは、人が話している時には、分かりきった話でも聞いたふりをするとか、わからない話でも聞いたような顔をしておくということだったりする/大抵の場合、人の話って分かりきっているか、分からないかどっちか。適度に分かる面白い話ってあまりない/

  • 2009年7月3日読了@自宅の布団の中。
    美文へのこだわり、っていいなあ。そして、私も司馬遼太郎ではなく、藤沢周平が読みたくなる心境になっていると思う。

  • 立ち読み。本屋さん大好き。

    やっぱりいろんなものは意識の違いで全部なんとかなるもんだよなー!とこっちのガチガチな肩を叩いてくれる、鬱屈に風穴をあけてくれると思わせてくれる素敵な本でした。

    やっぱり「べき」論で走っちゃだめですね。いろんなものを見失ってしまう。もっと自分がおもしろい!と思えるものに走っていきたいです。

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著者プロフィール

TUGBOATクリエイティブ・ディレクター、CMプランナー、コピーライター。1956年佐賀県生まれ、東京育ち。早稲田大学法学部卒業、株式会社電通に入社。営業を経験後、クリエーティブ局へ異動。CMの企画制作に携わり、国内外の受賞多数。1999年、日本初のクリエイティブ・エージェンシー「TUGBOAT」を設立。以降、クリエイティブ・ディレクターとして、20年間で約1000本のCMを制作。

「2020年 『広告と超私的スポーツ噺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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