- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062206105
作品紹介・あらすじ
ちょっぴり怖い、だからおもしろい。
これぞエンタメ!!
前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」
「宮辻薬東宮」(みやつじやくとうぐう)
宮部みゆきさんお書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし……今をときめく超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”ミステリーアンソロジー。
感想・レビュー・書評
-
得体のしれない脅威が、すっと隣に寄ってきた感覚。
5人の作家によるミステリー短編集。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
辻村深月さんのお名前を見て、図書館で借りたアンソロジー短編集。
(でも、読んでみたところ、辻村深月さんの短編は既に読んだことがあるお話でした)
“リレーミステリー”となっていますが、お話通しにつながりがあるわけでなく、共通するのは奇妙な怖さと“家族”というワードのみです。
作家ごとにその“奇妙な怖さ”の種類や度合いも少し違うため、読んでみると作品ごとにハマり具合が違い、そしてわたしにはうまくハマらなかったため☆2つとしました。
カバーの紫色が、すごく落ちついていて、いい色でした…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人気作家によるリレー形式のミステリーアンソロジー。
リレー形式も新しい試みだし、これだけの作家さんが揃ったら、ミステリー好きには放っておけない1冊。
最初の3人はもちろん、東山彰良は「僕が殺した人と僕を殺した人」がいまいちで、今回も台湾が舞台で、一瞬引いたけど、「僕が~」の話と一部繋がっていて、読み進めるうちに、すっかり魅了された。
ラストの宮内悠介は初読み。最初は物語の趣旨が読めなくて、何が言いたいのか、少しじれったい感じもしたけど、最後はストンと落ちて、きちんとリレーを完結させているところに感心した。
コンセプトも面白いし、作品の最後に作者のコメントが入っているところもなかなか凝っている。普段は書かない作者が初めて臨んだホラー作品って言うのも興味深い。
ただ、基本的にホラー作品が好きじゃないので、星は3つ。
普通にミステリーが良かった… -
ちょっぴり怖い、だからおもしろい。
前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」
「宮辻薬東宮」(みやつじやくとうぐう)
宮部みゆきさんお書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし……今をときめく超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”ミステリーアンソロジー。
-------------------------------------------------
読んでからバトンをつなぐっていう試みが面白かった。登場人物を重複させたりする場面もあり。でもこういうホラーというかミステリーはやっぱり宮部みゆきかなぁ。辻村深月までは面白かったけど、その後は無理やり感があった気が。でもサラリと読めたし作者の色がそれぞれの作品に出ていて良かった。 -
初めは宮部みゆきさんが又 江戸時代の薬園舞台のミステリーを出したんだなぁ と思っていた 笑。名うての作家がバトンタッチしていくホラー短編集でタイトルは単に作家達の頭文字を繋げただけとは。宮部みゆき 辻村深月 薬丸岳 東山彰良 宮内悠介、しかし流石に名だたる面々がリレーしただけの事はある。各編末の 作者の言葉 もそれぞれ興味深い。短編とは言え5人各人の個性が色濃く反映されていて読み応えあるアンソロジーになっています♪一粒で五度美味しい とは行かず三度ほど美味しかった...
-
五人の作品を一冊で読めるので、お得ですね。それぞれ個性が出ています。個人の好みで分かれるものもありましたが(いろんな面で比べてしまうのも申し訳ないですが)、うまく繋がっていたので良しかな。
-
リレー形式による書き下ろし短編アンソロジー♪
しかも、宮部みゆきさん、辻村深月さん、薬丸岳さんと続くとあっちゃ、ほっておく手はないw
そして、ミステリーかと思って読み始めたら、なんとホラー!w(これは最初の宮部さんのせい?ww)
ラストの宮内悠介さんは、なーんかイマイチ~?と思いながら読んでたんだけど・・・いやー、すんばらしい!w うわー!すげー!!と感嘆して読了。
侮りながら読んでて、すみませんでしたー!ww
各編の作者のあとがきもgood♡ -
有名作家5人によるリレー形式の短編集。リレーなんだけど話は別々で、ただモチーフは同じ的な。そしてホラー。この季節にはいいかもしれない。あと、5作目の最後のシーンが1作目の最初のシーンにつながったときは、違う物語も同じこの日本で同じように同時進行してるんだなと当たり前のことを感じてしみじみと。世の中は数えきれないドラマが今この時も同時に進行してるってことだよね!