- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062647366
感想・レビュー・書評
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図書館で借りてきた本を読み尽くしたので、家にあるものを。
これ、出版された頃に読んでるのよね〜。懐かしいわと思いながら読み進める。
このシリーズってまだ続いているのだろうか。すっかりご無沙汰してしまっているけれど。
と思って調べてみたら、あるわ、あるわ。また、思い出して続きを読もうかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
検死官シリーズ10作目。ちょっとレベルが下がってるのは気のせい?楽しめたのは楽しめた。
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テンポ良く展開。監察医による連続殺人事件捜査と、その監察医に対する政治的(?実は腐敗女性警察権力者による排除行為)嫌がらせ、インターポールと米仏のハイソ人間という知らない世界を垣間見せる手法、伏線の配置と回収も見事。スカーペッタ物10作目にして最良作。
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新たなシリアルキラーが登場するトリロジー1作目。
これまでの作品と比べると失速したように感じたが、まだ十分楽しめて読めている。
検視官シリーズの登場人物は程度の差こそあれ、誰も彼もが偏屈なので読んでいて疲れることが多々ある。個性が強いというよりは、我が強く協調性がないので、「なぜこんなに傍若無人なんだろう」という疑問が邪魔をしてきて小説の世界に深く入り込めないことが度々起こる。
それでも続きが気になり、ほぼほぼ一気読みに近い状態になってしまったので、なんやかんやでおもしろいと感じているわけだ(笑)
この作品に限ってではないが、以前から気になっていたのは、ひらがなの多さ。多すぎると言っても過言ではない。翻訳者のクセなのか、編集の意向なのか、校正の甘さなのかは知らないが、ひらがなが多すぎて読みづらい。なぜそれを漢字ではなく、ひらがなで書くのかという意図がわからないものばかりである。登場人物の感情の機微がわかりにくく読みづらいという心理的なものではなくて、単純に物理的に読みづらいのは勘弁してほしい。
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600ページ超えの長編ですが、まず、パリでのラブロマンスは必要ですか?←いらねー
そして美人副所長ブレイの数々の嫌がらせをあんなに長々書く必要ある?
以上、あくまでも個人の感想です。
しかし、あの『ハンニバル』を抜いて全米売り上げが1位になった作品だということは、世間一般はミステリにもロマンスが必要だと思う人が多いということなのね。
というか、この作品に関して言えば、ミステリと言いながら捜査の進展はあるけれど、推理はない。
ベントンの死がもたらす、ケイとルーシーの情緒不安定。
どうして彼女たちは周囲の人がとめるのを無視して、非常識なまでに自分勝手な危険行動をとることができるのだろう。
彼女たちの気分の乱高下は、読んでいるだけで疲れてしまう。
美人で頭がよくて恋愛体質で自分が一番のケイ・スカーペッタは、私には共感できる部分が少ないのだけど、もう少しの寛容さが私には必要なのだろうか。
このまま読み続けていいものか、新年早々考え中。 -
2016年1冊目の読了(とはいえ読み始めは昨年末)
ケイもマリーノもルーシーも悲しみでおかしくなりそうな感じで、でも踏みとどまってるケイは流石だった。マリーノがホントに大丈夫か心配だ。みんなベントンの死への対処でいっぱいいっぱいの所へ、難題がこれでもかと起こる。精神的にキツイ1冊だった。こっちまで色々考えさせられて翻弄される。
新しい人間関係?いいのか悪いのか?
かなり羨ましくもあるが -
グラマーな警察副署長の嫌がらせでマリーノは刑事課から外され街の巡回に、ケイも検屍の妨害されたり、コンテナの謎の死体発見から連続殺人の捜査の合間にパリのインターポールへ行ったり、と大忙し。
あまりにストレスフルで、読んでいても胃が痛くなりそうですが、検屍局長やり過ぎ感もあります。
感情を出さない云々と語るわりに、やってる事はドラマクィーンじゃないですか…。
ただし、仕事に対する倫理観と熱心さもすごいです。
つか、行動が50代半ばと思えないです。いやはや。 -
2015/07/16購入
2012/07/21読み始め
2015/07/24読了 -
ベントンが死んで、物語は新局面に入りましたね。初めて、国外へも出て行ったし。
このシリーズでの色恋事の描き方は、男性作家とは違う描き方ですね。心の葛藤を中心に描いていますね。男性だったら、そうではないと思います。
いやぁ、それにしても、ルーシーの壊れっぷりは・・・。これからどうなることやら -
長かった割にはほとんどなにも解決していない(笑)
この先どういう展開になっていくのか気になるけど長すぎです。。。 -
シリーズ10作目だそうです。
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パトリシア・コーンウェルの検視官シリーズ、有名なので名前だけ知ってはいたのだけど、初めて読んでみた。
シリーズの最初から読んだほうが良いみたい。。前作とかの話がかなりからんでて、話がわからないほどではないけど、感情移入しにくかった。たぶんキャラに愛着があったら、読み応えが全然違うんだと思う。
一番有名かなと思ったので、この巻から読んでしまったのだけど、一作目から読んでって、もう一度読もうかな。 -
ベントン不在で第二章のはじまりって感じすね。
話が続くこと前提な終わり方や、ブレイみたいな犯人以外の敵がでてきたりで、このまま次作へ突入*
マリーノは、停職になったりタリーとスカーペッタにイライラしたりで散々な感じですが、いつか報われる? -
冒頭から泣かされました。
(あれは反則技だ!)
合間合間でまた泣かされました。
(マリーノが変な期待もたせるから!!)
でも最後には希望が見えたような気がします。
人を失った時、残された人はどうやって立ち直ればいいんだろう。
埋まらない心の穴を何で誤魔化せばいいんだろう。
ケイも、マリーノも、ルーシーも、それを不器用に探りながら何とか踏ん張って立ってる。
前に進めるのはもうちょっと先まで待たないといけないかもしれないけど。
皆の幸せを願わずにいられない一冊です。 -
再読。うーん。何というか…マリーノがケイに怒る気持ちは分かるし、ケイの気持ちも分からないでもない。大事な人を亡くした事ないから私は分からないのかな。
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相変わらずオモシロイ
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<あらすじ>
ケイは深い悲しみから立ち直れないまま、とにかく仕事に没頭していた。いつもきれいだった部屋は散らかりっぱなしで、やめたはずのタバコまで吸い出す始末。リッチモンド港で腐乱死体が発見されたという報せを受けて、また現場へ向かうケイ。これが海を越えた捜査にまで発展することになるとは……。
<ひとことコメント>
「検屍官ケイ」シリーズ第10弾(短編は抜かして)。『業火』から一年半たった12月。恐ろしい事件だけでも十分なのに、またケイやマリーノを蹴落とそうとする内部の敵が登場です。ケイは57歳前後でしょうか。
原題“Black Notice” 訳:相原真理子 -
さて、恋人が亡くなってからのDr.ケイ。
なんだか大変そうだ。でも、自分になりすました人物が勝手にメールを送受信していたり、チャットしているということに、気付くの遅すぎ。
今回の教訓は、
社会で、特に組織での女性の敵は女性ってことね。
やっぱり、女はしたたかだ。 -
1999年発表
原題:Black Notice -
このシリーズ、また最初から読み返し中。
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前作から、読むとどうしても胸が痛くなってしまったのだが、これでようやく救いが見えてきた?
今回はインターポルまで出てきて国際派。 -
シリーズ最高傑作?って感じでもないが・・・。ほうそうきたか、みたいな。犯人は常に異常者ってのは変わらないな。そしてそこでその男と寝ちゃうの?ってのもなんだかなあ。なんかマリーノがかわいそうになってくるよ。あとルーシーの恋人がいきなり代わってんのもびっくりなんだけど。
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パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズ第10作。
それぞれが独立した作品としても充分に楽しめるが、やはりこのシリーズの醍醐味は長編小説として、読み進めていくことにある。
前回までの流れを汲み、次々に新しい展開を生み出していくコーンウェルの手腕には、いつもながら唸らされる。
今回は、リッチモンドの港で腐乱死体が見つかったことから、とんでもない方向にストーリーは進んでいくのだが、今までよりはちょっと際物っぽい感じがしないでもなかった。
サラ・ウォーターズの「半身」を思わせる描写もあったりして、これまでのきわめて現実的な世界に空想の世界が取り入れられた作品になっているように思えた。