終物語 (下) (講談社BOX)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838689

感想・レビュー・書評

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  • 「終物語」は、忍野扇という怪異に取り憑かれた阿良々木暦がそれを解決する物語と位置付けられるのかな。これまでの話が長すぎるのと、感覚をおいて読んでいたので話のいきさつを忘れていた。まあ、何はともあれ阿良々木暦の「青春」は終わり、新たなステージへと旅立っていく。もう一冊「続・終物語」が残っているので、<物語>シリーズの世界を楽しみたいと思う。

  • 2016.04.15 読了。


    図書館にて。

  • 臥煙に一度殺された阿良々木の地獄からの生き返り、そして忍野扇との決着。
    戦場ヶ原とのデートは微笑ましくて、互いに下の名前で呼んで、よかった。
    扇の正体は阿良々木が作り出したもので、くらやみに吸い込まれそうになった扇を阿良々木が助けて、びっくりした。
    阿良々木は優しいなぁ。
    ちょっとだけ出た忍野メメが格好いい。
    一応決着はしたけど、まだなにかありそう?
    長い物語だけど、次巻も楽しみ。

  • 忍野忍さんほんと好き。 
    戦場ヶ原ひたぎさんも好き。 
    ようやく顔を出した忍野メメ。  
    あー終わっちゃったなー。 
    続はいったいなにをやるんだろうか。

  • 物語シリーズ17巻目。

    一応、途切れ途切れエピソードに説明がついたまとめの巻になっていました。
    「浪白公園」の読み方には無理があると思いますが、この物語からは時系列で未来になる「花物語」の謎も回収できていると思います。
    扇ちゃんの正体も想像していた通りとはいえ、ラストの誰も見捨てない暦は相変わらずかっこいいです。
    ファイナルシーズン最終巻の続やネクストシーズンはどんな話になるのでしょうか。
    ちょっと小休止してから読もうと思います。

  • 結構前の巻(あってるかな…?)で真宵ちゃんらしき記述があったから出るのか出るのかとずっと思っていましたがようやく出てきた。阿良々木さんの考え理解できない笑 そして全体の流れがすごく終わり感のある一冊。デートでの突然の名前呼び。ひたぎさんかわいかったです。そして扇の正体。どこまでも変わらない阿良々木さん…わかんないなあ笑 さらに羽川さんとメメ。羽川さんすごい…久しぶりすぎるメメさん…まー楽しく読み終わりました。

  • メフィスト読んだのが10年前なんて。幸福な10年でした。

  • 阿良々木暦の怪異と係わり続けた長い一年の終わり。
    無事卒業も果たしたし、(花物語)で、大学生になっていたから受験も合格したのだろう。
    忍野メメは怪異が存在しない彼の地でどんな生活を送っていたのか気になるが…描かれることはないんだろうな。

  • ガハラさんとの二回目のデートってことでだいぶ期待値高かったんだけど、そこはちょっと平凡で残念。扇ちゃんの正体とか予想外ではあったけど、それよりメメの登場があっさりしすぎて意外。でも、いろいろうまく収まったオチは、かなりスッキリしていて楽しめた。

  • 評価:☆4.5


    物語は臥煙さんに輪切りにされたところから始まる。・・・え、地獄?どゆこと?ww
    あまりにも突拍子もない始まりでポカーン状態、そして一番納得いかなかったのが八九寺を連れて帰るってそりゃねーよ。
    その後ちゃんと物語の進行上必要だったとは言えこれはタブーだと思う。別れのシーンが台無しだ・・・。

    久しぶりのガッツリ登場のガハラさんとのデートは楽しかった。
    何より最後の「おねだり」を思いついた瞬間に始まる演技とお願いの内容が可愛すぎて・・・いやたまらんすね。

    そしてこの巻では遂に謎の存在であった忍野扇の正体が明かされる。
    自らを否定するという存在、それは阿良々木くんだけではなく誰しもが持ちうるものなんだろうな。
    青春(に限らずですが)は間違いの繰り返し、その間違いとは別れるものではなく向き合うべきものだとも思うので、そのまま消滅しないでよかった。
    自分を犠牲にしてきた他者を助けてきた阿良々木くんが初めて扇ちゃんを、己自身を助けることを選んだ。
    「助けて欲しい」という心の声に応えた結果ですね。ホント自分をもうちょっと大切にしないと・・・そうすると阿良々木くんっぽくないんだろうけどw

    前向きになった撫子についての描写があったのも良かったね。
    綺麗に締まったと思うんだけど、続きに何を書く事があるというのか・・・w

    「これまであなたがしてきたことは、間違いじゃあなかった」
    「僕は、間違えてない」

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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