- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930833
感想・レビュー・書評
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良く似た風貌の作家、日向に身代わりを頼まれ中村青司の建てた屋敷に乗り込む鹿谷。
自分に似た〈もう一人の自分〉を探している主人の影山は表情恐怖症の為、自分も含め館にいる人間に仮面を被ることを要請している。その主人が殺された…
招待された6人には翌日取れない仮面がつけられていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
綾辻さん何気に初かな?
噂ほど怖くなく、発想の楽しい小説でした。
が、ミステリーで上下巻分かれるのは苦手… -
推理作家・鹿谷門実は、自分とよく似た顔つき、体形の怪奇・幻想系の作家・日向から奇妙な頼みごとをされる。それは、奇面館で行われる集いに、体調の悪い自分の代打として参加してほしいというものだった。そこでは、参加者全員が仮面をかぶって過ごさなければいけないらしい。
奇面館が中村青司の建築物と知った鹿谷は、日向の依頼を受け集いに参加するも、吹雪で館は孤立。そして首と指を切り落とされた死体が館の主人の部屋で見つかり、集いの参加者たちは、何者かによって鍵のかかる仮面をつけられてしまい…
古今東西、ミステリと首なし死体は切っても切れない関係ですが、今回はなんと容疑者全員が仮面をかぶっていて、死体どころか、容疑者の顔もある意味では”ない”状態です。
こうなると、ミステリファンは被害者は本当に館の主人なのか、だとか、主人は招待客の誰かと入れ替わっているのではないか、だとか色々考えるに違いありません。
かく言う自分もその一人なわけで、ここからどう展開するのか、楽しみです。
綾辻さん流のサプライズも気になるところですが、犯人の切断目的や、仮面を被せたわけなどがロジカルに解かれることにも期待しつつ、下巻に進もうと思います。 -
豪邸に豪雪
館シリーズにとっておきな状況で起こる殺人事件
誰が主人を殺したのか
とても面白い作品です
鹿谷さんの奮闘をお楽しみください -
■登場人物全員の“顔”が見えない!?異様きわまりない状況下で幕を開ける、世にも奇怪な殺人劇!
奇面館主人・影山逸史が主催する奇妙な集い。招待された客人たちは全員、館に伝わる“鍵の掛かる仮面”で顔を隠さねばならないのだ。季節外れの大雪で館が孤立する中、“奇面の間”で勃発する血みどろの惨劇。発見された死体からは何故か、頭部と両手の指が消えていた!大人気「館」シリーズ、待望の最新作。 -
奇面館に招待される者はみな、主人に指定された仮面を装着して過ごすことを強要される。また、主人も仮面をつけたまま過ごす。という特異な空間で起こる殺人事件。被害者は頭部がない状態で発見され、手の指が10本とも切断されている。よくある「顔のない死体」かと思って読み進めると、とんでもない理由が待っている。
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この館シリーズなのですが、だんだん読むのが面倒になって来ました。この本は買ったのですが、もう図書館で借りて読む方がいいかもと思います。
今回の設定もトリックもあっと驚くようなものでもないですし。文章は相変わらずうまいのですがね。 -
元がノベルスだということを知らない状態で読んだのだが、やはりライトノベルのような、良い意味でさくさく読めるような作品だった。主人公の語り口が好き。
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今月の2冊目。今年の4冊目。
1ヶ月に5冊のペースで行きたい。久しぶりの館シリーズ。安定した面白さでした。暗黒館のように大長編ではないので、少し安心しました。適度にヒントが出ているので、推理していて楽しい感じでした。