- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087476323
感想・レビュー・書評
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・買った経緯
浮浪者でいいと思ってた時期。
・買った理由
一人暮らしと旅に夢を感じたくて買った。
・のこってる感想
Fラン大学なのにたまにワセダに住みたいと思ってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手放しに面白い。文句なしの大傑作。読む人を選ばない。
カジュアルだが、真に迫るものがある。
早稲田大学探検部OGである著者が、大学近くの3畳間に暮らす面白おかしい生活を描く。最後はこの3畳間から出ていく事になるのだが、その理由がたまらない。
「ああ、高野さん、あなたは・・・」と思わず声が出て、目が潤んできてしまう。もっともっと多くの人に読んでもらいたい。 -
四畳半神話大系の世界観を地でいく高野さんの野々村荘生活記。
ご近所トラブルのような小話から、ドラッグでラリった話まで。面白かったです。 -
作家とは本性をさらけ出すことということが理解できた。
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一人暮らし、もしくは下宿、もしくは寮生活。
私が学生時代にやっておけばよかったなぁと思うことの一つだ。
本書は著者が20代から30代初めにかけて過ごしたアパート、野々村荘を中心にしたお話。実話である。
早稲田大学の探検部員で、謎の珍獣を探しにコンゴの密林に数ヶ月出かけて行ったりするくらいの人だから並のアパートではない。
家賃一万二千円の三畳一間。トイレと流しは共同。
鍵はかけない。旅から帰ったら誰かが住んでいることも多々ある。
司法試験浪人10年超えのケンゾウさん、ドケチ男「守銭奴」など奇人変人ぞろいの住人や探検部の仲間、友人、大家のおばちゃんとの濃いぃ青春記だ。
自然と変な人が集まってくる人、というのがいるが、それはもれなく本人もおかしな魅力のある人だ。
宮部みゆきさんが「心に半ズボンをはいている」という表現されたというがピッタリ。
お風呂代わりのプール通いから『河童団』の名で区民大会に出たり、チョウセンアサガオで幻覚をみる人体実験をしたり、三味線が弾けるようになったらば親友と占い屋台で一儲けしようとしたり…。学生らしい(?)バカ話ばっかり。
そして、ついにアパートを出るきっかけとなる恋愛を描いた最終章はまさに青春!(30過ぎてるけど。)、初恋!(実質的には違うけど。)って感じだ。
“プールでクロールしてる時、息継ぎの度にあなたの顔が浮かぶ”という告白はどうかと思うが、「心に半ズボン」の人に言われたら思わず笑ってしまい受け入れてしまうかな。
いつ読んだってかわまないのだけれど、出来たら若いうちに読んでほしいなぁ、と思う一冊だ。
図書館スタッフ(東生駒):ノビコ
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帝塚山大学図書館OPAC
https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/543810 -
とにかく面白くて、声を出して笑ってしまうことが幾度も。森見登美彦の描くバカ大学生が好きな人におすすめ。現実にもこんなにトンチキで素敵な人たちがいるなんて、ワセダ(あえてカタカナ)は良いなぁ…。
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振りきれてしまってる方の早稲田の方。
とても面白かった。 -
早稲田大学の探検部員だった著者が、大学の近くに3畳家賃1万2千円の部屋を借りる。そのアパートで暮らした11年の記録である。
周りの住人たちは奇人変人ばかりで、いろいろな事が起こる。その中で比較的まとも(?)な著者の高野氏は、そのアパートで楽しく快適な生活を送る。彼を取り巻く環境の変化や出会う人に、いろいろ考えさせられ、一つの決心をする。
本の題名そのままの、20代の作者の青春時代が詰まっている。貧しいが仲間もいて、懐の広い大家さんもいて、その部屋をベースにしながら成長していく。
しょーもなくばかげたエピソードばかりだが、高野氏に妙に親近感を抱いた。 -
探検家? 高野の20代から30代最初のほぼ10年間を過ごした早稲田大学近くの下宿「野々村荘」で繰り広げられる、ちょっと突き抜けた住民たちの青春期。大学時代の「幻獣ムベンベを追え」から「西南シルクロードは密林に消える」「アヘン王国潜入記」・・・そして最新の「謎の独立国家ソマリランド」まで。こんな本を書く人は、元々突き抜けていたんだなーと変に納得。
椎名誠の「哀愁の町に霧が降るのだ」を思い出してしまった。「克美荘」の住人たちも突き抜けていた。そして、自分自身の大学時代も思い出す。似たような感じだったなーと。 -
すごく面白かった!とにかく高野さん、すごいワイルド人生ww周りの人のはっちゃけぶりもすごくて笑えました。「うらやましいけど、憧れない生活」と帯に書かれていたのが、まさに…!