- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087476323
感想・レビュー・書評
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久々に笑える小説を読んだ。
そして郷愁に包まれた。
1980年終盤の大学生は、まだ何も持ってなかった。アパートにテレビがない人も、電話もない人もいた。
連絡は駅の掲示板だった。
よく「大学時代に携帯電話があれば楽だったな」と思うが、逆に携帯電話がなかったから、人と微妙なすれ違いがあり楽しかったのだろう。
連絡が付きやすいと、返事が来ないから嫌われているなんて短絡的な考えになってしまう。
連絡が取れないときは、取れないのだ。でも、連絡が取れたら楽しむ。
それが楽しかったんだろうな。
いつかまたそんな時代が来るといいね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文句なしに面白い!
こんな人がいるのか!
こんな生活をしてる人がいるのか!
なんて楽しい人生なんだろう! -
図書館で。なんだか大学時代はよくいたなあこういう人…というようなイメージ。好きなことを好きにできる人って本当はすごく少ないんでしょうね。自由に生きてるって肩書がすでに重荷になって先行きが不安で押しつぶされそうになる。それでも自分は社会人じゃないから、勤め人じゃないから自由なんだって胸をはれるのか。たぶん無理。
自由って自分の行動の全責任を自分がとるって意味だと思うのでそういうことをはき違えている若者は甘えてるなあとも思うので。
まあ、そういう人もいてもいいよね、ぐらいの感想でした。 -
(293P)
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この人の本最高だ。もっと読まなくちゃ。
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『どくとるマンボウ青春記』を意識してるかな?まああちらは超名作なので比べちゃうとなんなのですが、笑いの部分は同レベルだと思います。難しいこと考えずにお腹いっぱい笑わせていただきました。こういう読書もたまにはいいですね。
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全然期待しないで読んだんですが、見事裏切られました。おもしろい!作者の考え方がいいな、と思いました。
やっぱり最後の章が好きです。青春・・・ -
まさしく青春。
泥臭いけど美しい早稲田周辺の物語。
多様性がある環境ってやっぱり刺激的で成長するのだろう。 -
今現在ワセダに住んでいる人間としては映画のロケ地を訪ねるような高揚感でいっぱい。
そして、最後の方は胸キュンっすよ、キュン死っすよ!!!