孤舟

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 365
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713534

感想・レビュー・書評

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  • 仕事一筋サラリーマンの孤独な定年退職後。。。気の毒なケース。
    うちの夫は「何事も妻と一緒」で、正反対のタイプだから、こうはならない!と、確信。

  • 「渡辺淳一」さんも老境に入られたのでしょうね。
    退職した主人公はまだまだ若いつもり、頼りにされ、花を咲かせることもできるはずだと思い込んでいるのですね。
    今の退職世代は、本当にこのような気持ちを持っているのでしょうか?

  • 広告関係の大手の会社を役員を定年退職した大谷威一郎が会社人間から家庭人としての生活に意識を変えられないでいる。そこから起こるイライラやとまどいが犬の散歩やお寿司作り、妻との京都旅行などいろんな生活場面を描いていくことで伝わってくる。でも、本当のイライラは妻の側だということに気づかない。同じ年代・同じ立場の我夫婦、さて、夫はどのように受け止めたのかなぁ!

  • 定年世代がこんな感覚でいるんだ・・・納得!自分のことのように感じた。読んだ後元気になる本よみたいな・・・

  • かなり恵まれた環境にある人の老後。
    娘や息子も問題なく自立し、親を気遣い、
    妻もちゃんと逃げ場所を持ち、
    お金も十分。
    こんな老後を送れる人は どれくらいなんだろう。
    こんな平和な老後を送りたいものです。

    • 麻生 葉さん
      そうですね。恵まれた老後を送っている人なんだ。再確認
      そうですね。恵まれた老後を送っている人なんだ。再確認
      2011/02/24
  • 女々しい(男男と書きたい)

  • 定年後はこうなるのか?

  • 有名広告代理店の常務まで務めた主人公は、60歳になり、あっさりと定年を受け入れる。 企業戦士と働いてきた彼は、定年後、趣味を大切にし、家族と平穏な日々を送るつもりだった。しかし、待っていたのは、空虚な毎日と、家族からうとまれる存在だった・・・。

    主人公と同様に、定年間際の人から借りて読んだが、なんとも退屈な話。ぬれ落ち葉で奥さんに煙たがられたり、プライドばかり高くて地域のコミュニティにも入れない…という件は極めてありがちだし、奥さんが出奔してしまった後、退屈と心の隙間を埋めるためにデートクラブで若い女性と会うというのもなんだが短絡的な発想だし、おまけに“あわよくば青春よ、再び”みたいな幻想がありえない。
    定年後のオジサンって皆こんな感じなのかしら?正月休みに数時間で読める程度の中身のない内容。借りて読むのが正解。ハードカバーの代金払うほどの価値はなし。

  • うちの親も定年しているので似通っている部分もあり、多くの人がおそらくしているような定年後の夫婦生活が描かれていました。

  • 2011年一冊目

    人間 その時々を一生懸命に生きていければ幸せなんですよ。
    たとえ退職しようと、そこから先、何かに打ち込めればいいのでは。肩書を無くしたからといって人生が終わりじゃない。
    舟にゆられてひとりのんびり生きるのも悪くない気がする。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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