孤舟

著者 :
  • 集英社
2.76
  • (2)
  • (26)
  • (54)
  • (38)
  • (12)
本棚登録 : 365
感想 : 78
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713534

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 定年後の男の寂しさ・侘しさ・悲しさのホドがいろいろ書かれてる。「”ここまで”かなぁ…」とか思いながらも、スラスラ読めた。初めて読んだ渡辺淳一。とにかく定年後の男はサビシイらしい。でも、この話に出てくる威一郎は、つまらない事に頑固というか、くだらない事に拘り過ぎるというか…。 ザックリ言えば、定年後の男がリセットする話。「エロが無い渡辺淳一作品」と言われ、「渡辺淳一からエロをとったら何が残るのか」と言われ、逆に気になって読んだ。

  • 渡辺淳一の作品の中で、1番良かった。
    退職した男は、こんなことを思っているのか、と可愛く感じる。
    単純と言うべきか。
    若い人よりも、50歳を過ぎた夫婦にお薦め。

全78件中 71 - 78件を表示

著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺淳一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×