蛇にピアス

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 4975
感想 : 814
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087746839

感想・レビュー・書評

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  •  
    ── 金原 ひとみ《蛇にピアス 2003‥‥ 20040105 集英社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4087746836
     
     
    (20231128)

  • 芥川賞を受賞した金原ひとみの代表作。

    2人の男性のあいだで揺れ動く女性として、これから社会に出る未成年として、それぞれのあいだで揺れ動く主人公の不安な気持ちを描いたもの。

  • まったく縁のない世界、だけど気になっていた世界。ピアス穴をかけまくってる人たちの心情はいかばかりかと。自ら陰の世界を作るのだと。世界に何も求めていないようで強く求めているのかも。すねきって擦れた心情。いかれた女1人といかれた男2人の物語。貞操観念とかなんだっけ、という、新しい価値観。

  • 自分が大切にしている「所有物」が他人にボロボロになるまで弄ばれ壊されることの絶望感。
    を味わいたい人はぜひ。

    読むのが結構キツかった。

  • 感想記録なし

  • 私は神でも何でもない
    しかし自分に、何か意味を持って生きていきたいと願っている
    暗くて、くちゃくちゃで、痛くて、気持ちよくて、楽しくて、空っぽな毎日
    何をしても、その空っぽが埋まることはない

  • 2007年08月11日 17:16
    出ちゃいました…。おすすめ度1が…。

    この作品が気に入っている方、申し訳ない。

    僕の身体には受け付けませんでした。

    過激すぎて、不健康過ぎて、、、、

    まあこれに近い世界・人はいると思うけど…。

    「蹴りたい背中」よりは、芥川賞向きだと思うが、

    すばる文学賞受賞???これが疑問。

  • 舌にピアスを開けたくなるってどんな心境なんだろう。
    登場人物たちの行動が単純で動物的で短絡的で、何も考えてないような虚無な存在に見えてしまって、共感どころを探すのが難しかった。瑞々しい若さのようなものはなくて、鈍く曇ったダウナーな若者の風景を見た感じ。
    ラストシーンはあっさりしていて、余韻とか重苦しさは無く、日常風景にちょい足ししたくらいの感じでバサッと幕がおりたのが印象的。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/104502

  • SMとかピアスとかタトゥーとか、かなりアンダーグラウンドな雰囲気であまり馴染めなかったけれどどこか若者に共通する感覚がある気がする。

    シバさんがアマを犯して殺したのは驚いた。ラストは事件が解決するわけでもなく、ルイはシバさんと結婚する訳でもなく、スプリットタンを完成させるわけでもなく、ルイはただ2人の愛の証である歯をを飲み込んで生きる…。
    ルイはこの後どうなるんだろう、と思って色々考えたけど、彼女は多分この後もシバさんを突き詰めることも、結婚することも、スプリットタンを完成させることもせず、舌のピアスを見て、たまにアマを思い出すのだろう。

    過激な内容ではあったけど読みやすくて私は好き。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2004年にデビュー作『蛇にピアス』で芥川賞を受賞。著書に『AMEBIC』『マザーズ』『アンソーシャルディスタンス』『ミーツ・ザ・ワールド』『デクリネゾン』等。

「2023年 『腹を空かせた勇者ども』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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