教場0: 刑事指導官・風間公親

著者 :
  • 小学館
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感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864787

感想・レビュー・書評

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  • 教場も、あまり知られていない警察官を育てる(適正を見極める)という新鮮さがあったが、今回の小説も同様。キムタクが演じるということで宣伝されていたが、内容はすごくおもしろい。
    作者が自分より2歳若く、この人がこの小説を創るのかと、なぜか関係のないところで感動。

  • 風間教官がまだ現役刑事の時の話。「風間道場」で新米刑事を鍛える教官さながらで、寡黙だけれど、存在感のあるところはこの頃からなのか。話の筋としては目新しい感じはしないけれど、面白く読めた。

  • 風間公親の胆力が凄すぎますね。

  • この本で風間公親の義眼の謎が解明されますが、犯人が今後どうなるのか気になりました。

  • 風間教官が警察学校に異動する以前のゼロストーリーが6編。現場での刑事指導官として、6人の新人を、OJTで事件解決に導かせる。一番最後にドラマにも繋がる話が出て来たのには驚いた。で、各話の解決方法はよく考えられている。ただ、私がクリスティの昔から倒叙物があまり好きでないので、個人的な評価は高くない。
    コロンボ通じゃないけど、各話のタイトルの元は、「仮面の男」「二枚のドガの絵」「権力の墓穴」「第三の終章」「指輪の爪あと(あるいは偶像のレクイエム)」「毒のある花」らしい。ただし、内容は全然違う

  • 風間刑事より、やっぱり警察学校で教えてる風間教官のほうが面白いかな。
    あまりにも安易に人が殺されすぎ。
    そんな動機で?短絡的に。
    それらを風間道場に入部し新米刑事と組んでコロンボさながら事件を解決していく。
    ラストの章で風間公親の右目失明の件があったけど、ドラマと違う?
    若手の刑事は女性だっだし、過去に捕まえた犯人出所してきていて逆恨みしたその若手刑事を襲うとして風間刑事が犠牲になった感じだった。
    違うエピソードにしたのかしら。
    まっそれはそれで楽しみ。

  • 前作よりはまだ好みかな。

  • 風間公親がまだ目が義眼でなかった頃の短編。

    キムタクがドラマで風間役をやったので、そのイメージが定着して、読みやすくなった。
    これもドラマにしてくれないかな?

    風間道場。刑事育成システム。経験3ヶ月の刑事が1名ずつ送り込まれる。

    短編なので、さらりと読める。
    面白かった。

    『指輪のレクイエム 』は泣く。

    それにしても小説だからアリバイが残らないように犯人が努力してるけど、実際はここまで考えられる人は少ないだろうなぁ。

  • 2019_07_25-084

  • 鮮やかとしか言いようがない風間の指導っぷり。死体をバラバラにするのってある種の知識があるとそれほど困難ではないというのを知った。お肉もお魚も同じか…。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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