- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101024011
感想・レビュー・書評
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どうやって生きる実感を得ていくか。
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読んだ。
共感できる内容だった。
ただ、語り口がやはり、戦時中。
没頭して読むという感覚はなかった -
意外と面白みがあるけど、いまいちよく分からないという部分があり。
戦争や女性が絡む話は、かなり面白かった。
ただ読んでて続きが気になるって類の話ではないので、やや退屈。 -
「いずこへ」「白痴」「母の上京」まで。
今の精神状態で読むものではなかった。またの機会に。
※読んだのは昭和23年発行のもの。 -
青空文庫で読了。
100ページにもみたないので、2時間かからないくらいでした。
空襲で生きるか死ぬか、その中での一瞬が描かれた作品。
主人公の男は社会で抑圧され、世情も戦時中というなかで鬱屈したものを抱えて生きている。
周りもまっとうな人間もいれば、風俗で生計してたり不倫していたり、口喧しい人やら、その中に白痴(敢えてこう表現します)がいる日常。
主人公もたまたま白痴の女から好かれ、空襲の被害にあったが命は助かった。女も疲れて隣で寝ている。
今を生きることで精一杯。
何ら今の時代と変わらない一瞬じゃないかと思う。 -
たぶんすべてのものはこのままで良いのだと思う。
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まぁ、他人にバカというなら、ここまでバカと言ったほうがよいのかもしれない。物語に緩急はないが、相変わらずの観察眼は健在。なにかとなにかの紙一重さを切に感じる。
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私は海を抱きしめていたい
と
青鬼の褌を洗う女
大好き -
堕落論よりは読みやすかったように感じる。
堕落論は確か2年前くらいによんだから、そうした年を重ねたことによる効用かもしれない。
すべてのチャプターが理解できたわけではないが、すごく共感できた部分もあった。文体というか、社会全体、恋愛に対するスタンスというか構え方みたいなのが普通ポジティブなように思うけれど、この作品では一貫して?ネガティブというか動じないというか起伏のないイメージとして受け取れた。
そうした部分が個人的にはうんうんと頷けるところだった。