青の時代 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.28
  • (44)
  • (118)
  • (332)
  • (41)
  • (7)
本棚登録 : 1371
レビュー : 132
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101050201

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • この本を読むとすごく暗くなる。。。いわゆる戦後の昭和の主人公なので、平成のストレスフリーな私にはなじまないんでしょうね。だからずーんってなる。
    ページ数は約200と短く、読みやすいです。

  • 徹底的な合理主義・自己愛が行き着いたところは自身の破滅・・・。
    三島は背徳行為を描くのが本当に上手いな~。
    光クラブ事件は当時の日本には相当衝撃的に映ったのでしょう、いつの時代にもネオニートを目指す者はいるもんだね。

    読んだ後は飼い葉桶に一万円札を突っ込みたくなること間違いなし

  • たまには三島由紀夫でも読むか,と思って気まぐれで読んでみたら,やっぱり,ミシマ・メロメロ。

    全体を通して読んだら,いまいちパッとしないし,三島由紀夫自身あまりこれを気にいってないそうな。でもその日本語力にメロメロ。

    戦後,世間を賑わした「光クラブ事件」というものを題材にしているそうな。私はこの本を読むまで知らなかったんですが。
    事件そのものの経過や,背景は詳細に語らず,終始主人公の内面にスポットが当てられています。なのでこれを読んでもあまり全体像は把握できません。
    でもこの主人公の内面にべっとり貼り付く描写。たまらん。

    ホウホウ,川崎誠はこういう思考で,こういう行動をしたのか。と大変興味深く読んでいたんですが,最後の方は結構アッと思うような展開でした。(特段ドラスティックではないけど)

    光クラブ事件の犯人は自殺したんですが,その自殺まで描かれていないところもまたいいですね。それをにおわせるような終わり方でした。

    結構地味かもしれないけど,私はそれはそれで好きです。何より日本語力。好きです。

  • 三島由紀夫が、自分で失敗作と認めたという作品。
    しかし、主人公の徹底した合理主義、冷徹で冷静なシニシズムなどから、三島作品独自の世界観が感じられる一冊。

  • 三島再読第3弾。
    光クラブ事件を題材に書かれたらしいが、光クラブ事件の時代性がわからないからこそ、青年らしく滅びていく物語が、純粋に楽しめる。
    高校時代に読んだ時には、この主人公の青臭さが分からなかったのは、自分もまた青臭かったからなのかもしれない。

  • 現時点ではいちばんすきな三島作品。

  • 後半の誠は、この時代の小説の主人公としてありそうな考えの持ち主な気がする。
    とすると前半のマセた嫌なガキはどこに?というか、さらりと大人になっててびっくりした。何年飛んだんだ、いきなし。

    短いし読みやすい。わりとおもしろかったかなぁ。

  • 光クラブ 貸し金業 破綻

  • 岩手などを舞台とした作品です。

  • 文章力はさすがだが、俗的題材とりに思い入れは?今でいう、ちと古いがホリエモンのような主人公にイラッとさせられる、実在青年のマネーゲームを書いた秀作。

全132件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

三島由紀夫(1925.1.14~1970.11.25) 小説家、劇作家。
東京生まれ。学習院時代から文才を注目され、1944年、東大入学と同時に『花ざかりの森』を刊行。47年、東大卒業後、大蔵省に勤務するも、翌年辞職。49年、『仮面の告白』で新進作家として地位を確立。『金閣寺』『鏡子の家』『近代能楽集』など、強固な美意識で彫たくされた作品を発表。海外での評価も高い。68年、楯の会結成。『豊饒の海』の最終回を書き上げ、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監室に立てこもり、割腹自決。

「2017年 『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三島由紀夫の作品

ツイートする