十五少年漂流記 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102044018

感想・レビュー・書評

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  • 最初に読んだのは多分小学校2年生か3年生のとき。
    子どもたちがサバイバル的に成長していくところも、人間関係もなにもかも面白い。大人になってもたまに読み返します。
    しかしよく考えると「漂流記」はちょっとおかしいな。しかし「漂着記」じゃヘンだし。原題の「二年間の夏休み」だとバカンスっぽい印象になるしなぁ。

  • 何度読んでもワクワクする。

  • たぶん小学生くらいの時に簡略本は読んでいたと思うけど、今回は完訳を読んだ
    おもしろい!!!
    1888年のヴェルヌのとっては、38作目

    舞台はニュージーランドのオークランド市のチェアマン学校という小学校の生徒たちが夏休みに大人たちとともにスルギ号で船旅に出る予定が・・・
    出航前日夜、こどもたちだけをのせた船のともづなが外れ、海へ出てしまう。

    まず、スルギ号が嵐に合い、遭難すれすれで孤島に上陸する場面からというドキドキハラハラ
    15人の少年たちはいずれも知恵を出し合い、困難を乗り越えていく
    が~御多分に漏れず、はねっかえりがいて統率を乱す。
    そこにちょっとした作者心理が表れているのが面白い
    すなわち、14歳のゴードンは落ち着いたイギリス少年、
    次はブリアンは13歳のフランス少年、弟がジャック(彼の素行はやっぱり~という感じ)
    ドノバンは優等生のイギリス人でブリアンに張り合う

    後半の展開も面白くて、家に帰れることにはなるだろうと予想していたが、うまいストーリー展開
    荷物などのデティールの描き方が細かくて、リアル

    ヴェルヌはなにかと面白い人であったらしい
    そしてこの時代ならではの、それぞれの国に対する描写が出てくる
    情報収集が緻密なので、このような細かい描写につながったらしい

    「十五少年漂流記」「海底二万里」「神秘の島」は三部作

    主人公はいつもやるつもりのないまま旅に駆り出される
    ぐるっとまわってもどってくる


  • "15人の少年が無人島に漂流する"
    って設定がもう男性の大好物だと思う。

    15年ほど前に読んでいたが、懐かしくて再び手に取ってみた。

    食料を調達したり、派閥ができたり、家を作ったりとコテコテの冒険小説でお気に入り。

  • やっぱり、冒険活劇は面白いです!

  • 内容紹介
    そうだ。大人たちは一人もいないのだ。

    嵐にもまれて見知らぬ岸辺に漂着した十五人の少年たち。生きるためにあらゆる知恵と勇気と好奇心を発揮する冒険の日々が始まった――!

  • 古臭くささや時代的違和感なく楽しく読めた。これが1888年に執筆されたとは思えないのは翻訳での多少の改変からくるかもしれないがそれにしてもわくわくドキドキする要素を取り入れ、感情移入により当事者になって読む自分に気がつく。あまりに出来過ぎな要素もあるが。

  • 幼少期に大好きだった本。
    子供が好きな設定やストーリーで展開される物語は読みやすく、起承転結がしっかりしていて面白い。

  • 名作ですが読んだことがなかったので。

    衝突や分裂はあっても比較的平穏であり
    子供向けの小説として安心して読めます。
    悲壮感が漂うよりも前向きさの方が勝っており
    漂流というよりは冒険記という感じです。

    大人が読んでもある程度楽しめるのが
    不朽の名作といったところですね。

  • すごく面白かった....
    こんな冒険してみたい
    みんなしっかりしてて自分も見習おうと思った
    憧れるなあ

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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