十五少年漂流記 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102044018

感想・レビュー・書評

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  • 15人の少年と1匹の犬が漂流して生活する話。
    285ページ。厚さにしては読むのに時間がかかった。
    翻訳された本は理解するのに時間がかかって読みづらい。

    10歳までに読みたい名作といわれてるだけあって、ディズニー映画にありそうな展開だった。章の最初にネタバレが小さく書かれていて、わかりやすいがハラハラドキドキ感が薄れてしまった。






    以下ネタバレ!!!















    少年達の間で大統領を決めて規則を作り勉強を日課にするなんてありえるのだろうか?

    モーコーが漂流したあとも仕える立場のままなのが悲しかった。

    途中で仲間入りした婦人が実は悪人で…みたいなストーリーを期待してしまった。

    ちょっと物足りない

  • 中学生の頃読んだ「十五少年漂流記」は、子供の冒険心を擽る小説です。子供の頃、自分が住む地域の外の世界が知りたくて、友達と一緒にいろいろなところに出掛けたものでした。福岡に住んでいたので、近くにあった多くの古墳群、金印で有名な志賀島や元寇で有名な防塁跡が私の冒険の舞台でした。そのきっかけとなったのがこの小説です。
    漂流という大人にとっても過酷な場面設定で、少年達が困難な状況を乗り越えているストーリーにワクワクしたのを覚えています。冒険心を忘れた大人にも薦めたい小説です。

  • 非常に読みやすかった。また、解説を入れなければ270ページ弱とそこまで長くもないため、小中学生の読書感想文にうってつけではないだろうか!

    冒険小説として読むのも面白いし、人によっては、民族問題の面から読んで見ても面白いのかもしれない。(ブリアンとドノバンの関係や、黒人のモーコーなどなど。特に子供たちで大統領を決めるときの選挙で黒人のモーコーには選挙権がなかったというのはジュール・ヴェルヌが生きていた時代背景を感じざるを得ない。)

    ただ、物語の感想を書くのも面白いが、上で書いたような当時の民族問題に触れながら感想文を書くのもまた面白いのではないかな。

    解説もまた興味深く読めた。欧米ではあまり人気がないというのがかなり意外だった。(個人的にヴェルヌの代表作といえば「十五少年漂流記」や「海底二万マイル」だと思っていたので)

  • 読んでいる途中で無人島に行きたくなりました。
    児童文学なので多少ご都合主義なのてすが、子どもってたくましいのね、と思いました。それと、心と力を合わせる事が出来れば大体の事は為せるとも。
    百万一心。

  • 面白かった。
    少年達が力を合わせる…!という所よりも、年長の者がどうみんなを纏めるのか、というのがポイントになっていると思う。

  • ~感想〜~~~~~~~~~
    子供の頃に読んだきりだったのがちょっとした機会があって久しぶりに読み返したんですが、昔は気付かなかった色んな事に気付きました。
    ニュージーのオークランドの話だったのも、そして当時はイギリスの植民地だったのも子供の頃には気付かなかったなぁ。
    1番印象強かったのが「黒人のモーコーにはナチュラルに年齢国籍の明記も無きゃ選挙権も無く1人だけずっと敬語」。


    ~登場人物〜~~~~~~~~~~~
    1.ゴードン14歳5年生、アメリカ人、慎重、優等生
    2.ブリアン13歳5年生、フランス人、ジャックの兄、良識ある人気者
    3.ドノバン13歳5年生、クロッスのいとこ、地主の息子、高飛車な優等生、ブリアンが嫌い
    4.クロッス13歳5年生、ドノバンのいとこ、地主の息子、ドノバンの腰巾着
    5.バクスター13歳5年生、手先が器用でイカダを組んだり戸口をつけたり投げ弾丸や投げ縄使い。
    6.ウィルコックス13歳4年生、ドノバンの腰巾着
    7.ウェッブ12歳4年生、ドノバンの腰巾着
    8.ガーネット12歳3年生、退役海軍士官の息子、アコーディオン好き
    9.サービス12歳3年生、農園主の息子、冒険小説好き
    10ジャック9歳3年生、フランス人、ブリアンの弟、いたずらっ子
    11.アイバースン9歳3年生、牧師の息子
    12.ジェンキンス9歳2年生、王立科学協会長の息子
    13.コスター9歳1年生、海軍士官の息子、大食い
    14.ドール8歳1年生、海軍士官の息子、意地っ張り
    15.モーコー黒人のボーイ、唯一の船員、料理やボート扱いが上手い
    00.フワン、猟犬、ブリアンの飼い犬

    ・ケート、アメリカ人女性、セバーン号の遭難者で被害者、元女中頭
    ・イバンス、セバーン号の二等運転士で遭難者で被害者
    ・ホーブス、セバーン号の遭難者で悪人、後に改心
    ・ワルストン、セバーン号の遭難者で悪人の頭
    ・ブラント、ロック、コープ、ブルック、パイク、セバーン号の遭難者で悪人たち


    ~ネタバレ覚え書きあらすじ〜〜~~~~~~~~~~
    チェアマン校のみんなでクルーズ旅行前日、子供だけを乗せて嵐の日に難破するスクーナー船、スルギ号。
    嵐を乗り越え漂着した無人島で、15人と1匹は自給自足しながら逞しく生き抜いていく。
    サバイバルありアクションあり人種差別あり派閥あり感動ありの不屈の児童冒険小説。

  • 高校時代の先輩からの頂き物で、読まずに本棚で眠っていたが、読んでよかった。

    男子だったら絶対好きなやつ。ザ・冒険小説。
    児童文学なのだが、この年になってから読むとまた違った面白さがある。
    トイレどうするの?とか、凧で人って飛べるの?とかツッコミどころは多々あるのだが、それを超える面白さがある。

    そして、15人もいる少年たちの中に悪い子が誰も出てこない。ドノバンはずっと反抗していたのに、ブリアンに命を助けてもらったとたんに態度を変えるのが、少年っぽくて、清々しくてよかった。大人だったらツンデレかまして終わりそう。

    子供の頃に読みたい、というのはよくわかる。大統領を立てたり、ブリアンが圧倒的に聡明だったり、15人それぞれが思うように動ける理想の集団になっていたり、道徳の授業でめっちゃ使えそう。

    「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションである。」とアインシュタインが言ったらしいが、まさしくそうだと感じた。
    きっと子供の頃に読んでいれば、数倍楽しく読めていたのだろう。

    童心にかえるにはいい本だ。

  • よかったー。

  • 2018.9.15

  • 夏の100冊といえば!

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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