エデン

著者 :
  • 新潮社
3.96
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感想 : 484
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103052524

感想・レビュー・書評

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  • 前作に比べるといまいちかな

  • 自転車に乗りたくなる!

  • サクリファイスから文庫化されてやっと読みました。今回はツールドフランスの話。自転車レースを知っている人はもちろん、知らない人もレースがどうなるのか、疑惑はどうなるのかとサクサク読み進められます。ツールを見てみたくなりました。

  • 強烈なインパクトを残したサクリファイスの続編。舞台はツールドフランス。過酷なレース描写と変化するチーム状況と戦術。主人公白石誓とチームのエース、ライバルたちとの関係に引き込まれた。レース描写も楽しめた。

  • 前作も読んだほうが主人公の状態とかわかって楽しめる。 kobo

  • 誓は、少ない日本人選手として、ツール・ド・フランスに出場する。だが、彼は、チームの存亡を賭けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を知る。

    サクリファイスの続編。
    前巻のようなミステリー要素はありませんでしたが、エースとアシストの役割とその内実がよくわかる本でした。
    賞をもらった人のジャージが変わるっていう制度がおもしろかったり。

  • 楽園に住むということは、全ての生活が楽園に染まるということで、そういう意味では非常にストイックになる。それを高みに昇るというのか、面白みのない人生かというのは、第三者が判断するものであり、ただ本人にとっては、楽園に入り、極力長くとどまり、そして去り際をどうするかが、課題につながる。
    この流れは、次の作品の「サヴァイヴ」に短編として書かれていくわけなのだけれど、先を考えず、ただペダルを漕ぎ、自分を殺してでも自分の役割に徹するある意味では享楽的な瞬間の間に、揺れ動く人間模様や心が描かれていることがこのシリーズの魅力なのかもしれない。

  • サクリファイスに比べると、まさにスポーツ小説、サイクルロードレースというスポーツが楽しめる本。
    次のサヴァイブが楽しみ

  • 2013.08.25

  • 今回は人物描写よりもレースの展開や、ロードレースチームの内情が描かれている。人間的成長よりもロードレースの駆け引きを楽しんだほうかいいと思う。

  • 非常に硬派なスポーツドラマという印象。「サクリファイス」と比べて、純粋にスポーツ。
    サスペンスものだとか、人間ドラマだとか思って読むと期待外れかもしれない。

  • 今度、中学校でのブックトークを担当するので、その時に紹介するべく一気読み。テーマが「夢・職業」なので、どう紹介するかが悩みどころ。

    前作『サクリファイス』があまり好きになれず敬遠していたけれど、今作は変に不快な人物の登場もなく、すんなりストーリーに入り込めた。モッテルリーニ=求道者=パンターニな人物設定も、自転車ファンには意外と勘所かな。こんなテイストなら続編『サヴァイヴ』や新作『キアズマ』も読んでみたい。

  • ツールの長丁場。小説にはうってつけの題材ですね。堪能しました。ツールの開幕にあわせてスポンサーの撤退なんて、相変わらず、マジかよ?、って感じのストーリだったけど、前作に比べれば地に足がついた展開。のめり込みました。このシリーズにかなりハマってきました。

  • ★3.5

  • ツールの録画を流しながら
    この物語を味わえる幸福…
    カンビオンってホアキンかなぁ
    モッテルリーニってコンタぽい
    けど、いや性格が違うなあ(笑)
    ニコラって、ピノ?見た目が
    違いすぎか、ミッコは誰モデル?
    トライアル速い北欧選手ていたかな、
    などなど、あれこれシミュレーション
    するだけでも、楽しくて…もう。
    新城選手や別府選手も
    白石みたいな苦労してるんだろうなぁ
    でも、彼はお先にマイヨグランべールに袖を通しましたよ、それが
    現実になればどんなに良いか…‼

  • 慎重に攻め、大胆に守る。

  • 「サクリファイス」の続編。
    「サクリファイス」で初めてサイクルロードレースの世界を知りました。
    でも、出だしのシーンがおどろおどろしくて
    一体誰がそうなっちゃうんだろう?と思いながら読んだのですが…

    あのあと白石誓(ちかう)はフランスのチームに所属、そして
    ツール・ド・フランスのとても過酷で
    日々様子を変えていくレースの長編。

    外国の小説は、名前が覚えられなくて、結構苦手なのですが
    よく出る人物の名前は覚えやすくてよかったです。

    このシリーズ、毎回誰かは死んじゃうのかな?
    でもこの作品は、サスペンス、って感じじゃあなくて前作とは違う感じでした。

    さらに続編の「サヴァイヴ」も一緒に借りられました。

  • 「サクリファイス」を読んで面白かったので、その続編である本作も読んだ。前作よりさらに好印象。
    ロードレースの面白さや臨場感が伝わるばかりでなく、主人公であるチカの人間性を気持ちよく表現している。
    シリーズ3作目の「サヴァイブ」も読みたくなった。

  • レビューのテスト

  • 日本人論にもなっている気がする。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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