エデン

著者 : 近藤史恵

• 新潮社 (2010年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[todaanさんの感想 · 2013年5月16日]

日本人らしいと言えばそうなんだろうと思いますが、それよりはチカらしいという気がします。前作も良かったけれど、こっちの方が好みです。

[factory2009さんの感想 · 2013年4月30日]

よかった。ミステリーを絡ませたサクリファイスより、自転車レースに集中していたところも。

[アリーさんの感想 · 2013年4月28日]

「サクリファイス」の続編。
主人公はあの事件を乗り越え、フランで戦っていた。

自転車レース、なんとも不思議で奥深い協議ですね。

[cikaspoさんの感想 · 2013年4月27日]

一作目がミステリでかなり面白かったけど、続編の二作目はどうかな〜と思ってて、でもとても面白かった!! 一作目あってこその今作!! クライマックスに気付けないのはいつものことなんだけど、これはすごくリアルで納得で、オススメの一作です!!

[★RHYE★さんの感想 · 2013年3月20日]

あの衝撃作「サクリファイス」の続編。3年後の白石は、何とスペインではなくフランスにいた！しかもツール・ド・フランスに出る！というところからお話がスタート。

この人の文章、私好きですごく読みやすくて、またしてもあっという間の読了。
やはり、前作と比較するとやはり劣っている面もあるかなぁとは思うものの、それでも十分に引き込まれる素晴らしい作品でした。何名かの登場人物がそれぞれの苦悩や葛藤の中ストーリーが展開していき、最後はさわやかに、未来のある終わり方をしていて、否応なしに白石の次の活躍を待ち望んでしまう。

さて、次はサヴァイブ！

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あれから三年―。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。だが、すぐさま彼は、チームの存亡を賭けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を知る。そしてまた惨劇が…。ここは本当に「楽園」なのだろうか?過酷なレースを走り抜けた白石誓が見出した結論とは。

[miwawadxさんの感想 · 2013年3月11日]

チーム存続の危機と共に迎えたツール・ド・フランスという大舞台。
何が正しいかではなく、後悔しないかどうか。迷ったときの判断基準をそこに絞れるのは、自分を高める努力をしてきたからだ。チカはもっと自信を持っていい。彼のアシストに徹する姿が泣けるほど好き。

[tamaddictさんの感想 · 2013年2月26日]

あまり好きになれなかった前作「サクリファイス」のミステリータッチは排除され、ロードレースの駆け引きや人間模様のみで描かれた作品。こちらの方がずっと好き。新しいチームでまたミッコとともに打倒ニコラを目指す続編に期待したけど、すでに出ている続編の評価が低い。。。

[art_youさんの感想 · 2013年2月13日]

サクリファイスの続編。
アームストロング氏のニュースがあっていろんなコトを考えながら読了。想像できないプレッシャーと闘いつづける精神力を保ち続けるって大変なことなんだろうな…としみじみ。
来年100回を迎えるツール・ド・フランスが楽しみになりました :)

[tomoeさんの感想 · 2013年2月8日]

自転車ロードレースの最高峰、ツールドフランスを舞台にした作品。
サクリファイスの続編。
自転車ロードレースがどんなものか分からなくても、自然な解説で問題なく読み進められる。
チームのエースを勝たせるためのアシストという役割を担っているチカの、チームの勝利と自分自身の栄光や選手としての存続の間で葛藤する姿が魅力的。
また、海外で活躍する人たちの孤独のようなものも描かれていて、なかなか興味深い。

シリーズが続いて欲しいな。

[usamokoさんの感想 · 2013年2月5日]

サクリファイスの続編。誓、いいな。
ロードレースのちょっと興味が湧いたね

[neko_ga_skiさんの感想 · 2013年1月16日]

巧みな設定。ロードレースの競技としての特性がうまく活かされていて、主人公の葛藤に結び付いているところはさすがと思われる。
でもうまく言えないけど、もうひとつ深みのようなものが足りない感が残った。

[きむりんさんの感想 · 2013年1月15日]

前作を超える面白さ！

サクリファイスの続編です。

今回はツール・ド・フランスが舞台で、面白さもスケールアップ。

緊迫した最高峰のレースと、チカのほのぼのキャラがミスマッチなんですが、それが凄くいい。

チカって、葛藤しながらも主人を裏切らない従順な犬のようであり、でしゃばらない凄く可愛いキャラなんですよね～

それがこの本の好印象を支えてる気がする。

サクリファイスを面白いと思った方は是非。

オススメです！

[mizunikatamukuさんの感想 · 2013年1月7日]

間が空いて読む"サクリ～"の続編、、今度はグラン・ツール:フランス異国の風。「インテリジェンス・レース」勝利の方程式…Dry度、戦略度、利益・利害度、優先度、経験値や取引、ジンクス、ドーピングの魔物からの自己打破・防衛のメンタルコントロール力などなど。多国籍なプロトン・チーム・ロード選手中の一人として、大和魂!?に徹する誓がいじらしい。チカがニコラに呪いをかけるラストは感動!今回も一緒に風を切れて楽しかった♪

[mikiya0417さんの感想 · 2012年12月30日]

自転車レースに詳しくない人でも楽しめて、
読み終わる頃には「アシストの選手って素敵だなぁ」と思うに違いない一冊。
後半の展開は「現実もこうなんだろうなぁ…」と感じてしまいました。選手もファンも辛い。

[ゆゆさんの感想 · 2012年12月25日]

サクリフェイスの続編です。
舞台は自転車競技の本場である海外へ。
有名なツールドフランスをめざすいろいろな国の選手の心理描写。
サクリフェイスとはまた違った面白さがあります。

[wallesatomiさんの感想 · 2012年12月24日]

サクリファイスに続き気持ちの良い読後感。第三弾にも期待！

[inack179さんの感想 · 2012年12月17日]

近藤史恵の本は面白い。

[talkingman06さんの感想 · 2012年10月22日]

ツール・ド・フランスを舞台にした自転車レース小説としては実に良い、ただいかにも今回も仕掛けがありますな帯はいらなかったなー。

『サクリファイス』的なアレを期待して読むとガッカリする人もいるような。

[boo10559さんの感想 · 2012年10月19日]

面白かった。読むものがなかったので、友人からもらったものを暇つぶしに読んだのだが、一気に読了。ロードレースはまったくわからないが、臨場感、選手の心理描写、国民性等が詳しく伝わってくる。ツール・ド・フランスを観てみたくなった。続編が期待できる終わり方、あるならまた読みたい。

[jitomaさんの感想 · 2012年10月18日]

ロードレース的ミステリー第２弾。
ロードレースの世界って、団体戦。
個人では勝てなくても、チームとしては勝つ。
そんな世界が物珍しくて、読み進む。

団体の思惑と個人の欲。相容れないことが多いから、そこがミステリーになるのかも。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。