犬も食わない

  • 新潮社
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感想 : 125
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103521419

感想・レビュー・書評

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  • 何の救いもこの本にはなかったけど、自分のことかなって思った。解放されたときに読んでみて、もう一度。

  • おそろしいほどにリアルでまさに『犬も食わない』

    でも世の中にはこういう『終わりにしたらいいのに』の言葉では片づけられない二人が数多いるのよね、残念なことに。

  • 福が自分に似てるとは思わないけど、なぜか元彼と自分の関係性にダブる部分があって読む時期が違ったら全然違う感じ方をしたんだろうなと思った。
    大輔の良さが感じられない(可愛げはあると思うけど、その可愛げを良さと捉えることができない)のは、自分が歳をとったからなのでしょうか。
    かわいい!と思えるある意味寛容さがなくなったとき、女性は恋に生きることができなくなるのかな、と思ったりしました。
    この感じ方が正解なのかはわからないけれど。

  • 難しい本じゃないのに読むのに時間かかった
    大学生のうちはこんな恋愛はしたくないな〜〜時間がもったいない
    尾崎さんが書いたってだけで読んだ本… 普通だった

  • 『どんなに一緒にいても、こんなにも分かり合えないのはなぜだろう。「だめな男」と「めんどくさい女」。同棲中の恋人同士の本音を、男女それぞれの視点で描く、共作恋愛小説。』 .

    共同作品という形が珍しかったですが、男女それぞれの視点が面白かったです。こういうカップルいそうだなと、とてもリアルに感じられました。

  • 男女の視点から別々にかかれていて、おもしろい。女にも男にもなった気分。スラスラ読めました。

  • とにかく面白くて一気に読んでしまう。今回2回目の読み返してなのに、面白くてたまらない。

    特に面白いのは、福がキレると、とにかく口が悪くなるところだ。延々と罵詈雑言を吐く。

    福と大輔の出会いの時も福がキレて延々と怒りをぶちまけ、同行していた上司を驚かせる。大輔が「よく吠える犬ですね」と言うところから2人の関係が始まる。

    福は毎日甲斐甲斐しく大輔の世話を焼くが、とにかく怒りっぽい。大輔に怒鳴ってばかりいる。

    そして大輔はいつも言葉が足りない。

    些細な事で喧嘩になる2人。犬も食わない喧嘩だ。

    是非とも映画化してほしい。福は多部未華子さんに演じてほしい。大輔はもちろん尾崎さんに演じてもらいたい。

  • 男女両方の視点で書かれた内容。

    めんどくさい女と駄目な男。
    出会いは最悪で、どういう経緯で同棲し始めたかは分からない。そして、付き合ってはいない、ただの同棲。それでも体の関係はある。
    福は文句を言いながらお弁当を作ってあげたりしている。
    風邪をひいたときに大輔が食べ物を買ってきていたところで、知らずに怒ってしまった福。知ってしまったときに泣いてしまうシーンが好き。
    大輔は福と離れたくなくて仕事をクビになったという嘘をつく。
    よく分からない関係。
    福は別れると言っているが、、、
    結局最後はお互いに手紙を書くというシーンで別れないという結末なのかも。

  • 2020/05/29

  • 男視線からの感じが
    昔の男もそう思っていたんだろうなぁという
    感情概念がみえました。
    結末はなんか笑えました。
    リアルで昔の自分と一瞬だけ
    重なりました。

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著者プロフィール

1984年、東京都生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギターを担当。作家としても活動し、これまでに小説『祐介』、日記エッセイ『苦汁100%』『苦汁200%』(いずれも文藝春秋)、『犬も食わない』千早茜との共著(新潮社)を上梓。

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