とける、とろける

著者 :
  • 新潮社
2.97
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本棚登録 : 503
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104469048

感想・レビュー・書評

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  • 表紙のビジュアルと題名に惹かれて読みました。
    おとなの女性のちょっとどろっとしたお話。
    全編、最後の最後にどきっとさせられます。

  • 雰囲気は良いのですが、薄いくせに過多な性描写がいまいちでした。
    抽象的なのにヴァキナ、ペニスという生殖器名ははっきりと書いているので、なんだか生々しいのかメルヘンなのかわからない。
    女性の掴みどころのない心理描写はいいので、それが残念。

  • 一作一作が「もう少し続きまで読みたい」と思えるものばかり。
    裏を返せば、官能小説のわりに読み終わった後味は実にあっさりしていたように感じます。いやらしさが鼻につくようなこともなく。
    「白い顔」のラスト『のっぺらぼう』の伏線回収が見事で、一番好きになりました。

  • 大体がセックスがらみなんだけど、段々食傷気味。
    もうちょっと理性があれば悲劇は防げたんじゃなかろうか。

    短編集なので、時間があるときに好きなだけさっと読めるのがいいんだろうけど、あけすけな性描写があるので、周囲には注意です。

  • 作者の妄想というか理想が入ってるのかな…、それとも女ってけっきょこういうものよということが言いたいのか。

  • 不倫の短編小説集。

    各エピソードは短くて、中身は薄っぺら…でも。でも妻の立場にいると、こんな薄っぺらな悩みを抱え、誰にも分かってもらえなくて、苦しくて、そんな自分に笑ってしまう。

    そんなことを思いました。

  • 2016.3.20-19
    浅間情話他、短編9編

  • 唯川さんの官能系は以前にも読んだことがあったので 読んでみたのですが、初作品だったのでパンチがゆるかった気がします 笑

    コレが官能なの?って思うところが多く。。。

    でもそういうのは人それぞれですよね 笑

  • 9つの短編。

    夫に無関心を受けて冷たくなった体を癒してくれる男の幻。
    何もかも分けあってやってきたのに邪険にされた結末。
    離婚したいがために夫を陥れたつもりが、混乱する頭。

    寝てみないとわからないという占いの言葉を信じる心。
    相性抜群の片割れを自分のせいで亡くした放心状態。
    地味で質素な生活にスイッチを入れてくれた人。

    借金から地元に帰り、家政婦先の夫婦の事情。
    完璧を求めるあまりに表向きの顔を繕いすぎた結果。
    夢では思い通りになれる体の関係を永遠にするための欲望。

    男ってものは、結婚した途端、浮気もんで無関心になる信用ならないもの。
    情熱を帯びた体を持て余し、時にその欲望を思うがままに放出し女はしたたかに健気に生きていく。

    なんかちょっとくどいw
    驚異的な早さで読める。
    小手毬さん思い出した)^o^(

  • 官能小説に見せかけたホラー。
    「スイッチ」がいい。
    唯川恵さん、初めて読んだけど好きな文体。
    タイトルが内容とぴったり合っていてそれもいい。

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