ゴールデンスランバー

著者 :
  • 新潮社
4.05
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本棚登録 : 13720
レビュー : 2066
  • Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104596034

作品紹介・あらすじ

仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた-。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界-、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物がところどころで交錯し、意外なところでつながる驚きと楽しみ。あるいは、ちょこっとした伏線があり、あとで読者をニヤリとさせる細かい配慮。伊坂作品はサービス精神旺盛だ。

  • 首相暗殺の濡れ衣を着させられるというありえない設定だったが、逃げ通す展開はスピード感があり、続きが気になり一気に読めた。いろいろな人に助けられ、ギリギリながらも諦めずに行動でき、協力者が亡くなるのは悲しいが、最後の行動まで繋がって良かった。事件から3ヶ月後の青柳雅春と樋口晴子の行動は感動した。


  • 私が青柳くんと同じ立場に追い込まれたとき、
    一体どれだけのひとが手を貸してくれるのだろう?

    怖くてリアルに想像できない。
    そんなちゃんとした人間関係を築いてる自信がない。
    では逆は?
    共に学生時代を過ごした友が、あるいは元恋人が
    そうなったとき、私はどうする?

    色々なことを考えた。
    みんなに会いたくなった。

    伊坂さんの作品の登場人物は本当に魅力的で
    その大好きなキャラたちの欠片欠片だけでも
    拾って、「そういう人間でありたい」っていつも思う。


    -------------------------------

    各所で本書の感想を見た。
    伏線が回収しきれてないだとか
    すっきりしないだとか
    色々感想はあるみたい。

    まだ1.5回しか読んでないので
    何も言えないけど、
    (伊坂さんの要望通り3回は読んでみようと思っている)
    伏線は拾うだけ拾って
    謎のままのものも、きっとどこかにつながっている
    そんな気がする。

    私にとっては結構上位にくる作品。


    以前、友人に伊坂さんをオススメしたら
    「悪が悪っぽくない(ものたりない)」
    といわれたのを思い出した。
    なんだか、違うんだよ。
    正義と悪とか
    ハッピーエンドとバッドエンドとか
    そんな枠に収めるものじゃないんだ。

    そんな分類は『ロックじゃない』
    …なんて(笑)


    今回も素敵な格言がいっぱい。
    ページに付箋を貼っておきたい気持ち。


    伊坂先生、今回もありがとうございます。





  • [レビューではない戯言]
    この本が売れていた当時はなんとなく天邪鬼で読まなかったんだけど(というような本がゴロゴロある)、10年近く経って手にとってみたら、ちゃーんとおもしろかった。他の作品も読もう(笑)

  • 2015.4.11

  • オフ会で勧めてもらった本です♪伊坂さんは砂漠でちょっと挫折していましたが、これは面白かったです!そんなバカなというシーンもあったけど、逃げて逃げて逃げまくるスピード感が作品全体に溢れていて一気に読み切りました。国家の陰謀?実際にある話なら何て恐ろしい話なんだろうと思いますが、全員敵のような中で僅かな味方のおかげで逃げ切れた時は「よっしゃ!」っていう爽快感♡父素敵だなぁ…♪他の作品も読んでみたくなりました。

  • 公開当時劇場で見損なってしまった映画化作品をDVDで鑑賞後、その出来に感動して思わずハードカヴァー版をコレクションに加えた次第。冒頭から主人公が無実である事を読者に読ませておき、近からず遠からずの距離感で援助者を介入させる事で主人公を「惨めな逃亡者」に落すことなく軽快なテンポで一気に読ませるスピード感は前作の『グラスホッパー』から更なる完成度で描き出されている。学生時代の友人、元恋人らによる援助者と犯人に仕立て上げられた主人公の関わりについて意外な伏線が張られてある構成の妙は伊坂幸太郎の真骨頂であろう。

  • ただ逃げる。反撃する敵もわからずもただ逃げつづける。やられたらやりかえす小説のセオリーとしてこんなものがあっていいのか。1人の力では立ち向かえない存在。青柳にとっては政府であり、あるひとにとはいじめっ子だったり、会社だったり、世の人だったり。無様でもいいから生き続ける。なかなか世間では評価されない考え方を示してくれてます。

  • ハラハラする展開で、一気読み必至の作品。
    あらゆる伏線に圧倒される。

    最後まで読み終わってからもう一度最初の方を読むと、なんともやるせなくなってしまう。。。

    手紙のエピソードにやられた。

  • 主人公が首相暗殺の犯人にしたてあげられてしまい、それから逃げるお話。青柳と樋口の関係はちょっとよくできすぎな感じでリアリティがなかったかな。あと、三十年後(だったけか?)の話をあの場所に挟んでくるのはよくわらなかった。
    でも最後の『たいへんよくできました』がとってもよかった。続きが気になりサクサク読めました。

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