老後の資金がありません

著者 :
  • 中央公論新社
3.74
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本棚登録 : 1271
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047657

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めた時は、リアルすぎて暗い気持ちになるなーと思っていたのですが、読み進めるうち、登場人物のキャラが立ってきて、ページをめくる指が止まらなくなりました。
    やっぱり老後資金準備って大変だなーと思いつつ、日々の楽しみと張り合いと人間関係も大切にしないと、と晴れ晴れした気分にもなりました。

  • 話の内容がリアルで、読みすすめるたびに
    どうしよう、どうなるんだろうとやきもきとしました。

    お金がないとそれだけで周りの人が羨ましくなったり
    将来がものすごく心配になって暗くなったり…過去を後悔したり。
    お金はやはり大事ですね。
    それだけでは生きていけないけど、
    無いと困るし不安になる。
    最後は緩やかに上昇というか良い方へ向かっていく感じだったのでホッとしました。

    将来に備えるとともに今も充実させるのは難しいけどやっていきたいなと思いました。

  • happyiendのホームドラマ。老後の年金問題を掘り下げたものかと思ったが、ホームドラマ。義祖母が痛快であった。

  • 2016/12/23作者が同世代(S34生)でよく状況を掴んでいる。前半は特に面白い。★4

  • 老後の資金がありません。

  • 老後の資金がありません…
    他人事とは思えない(笑)
    タイトルに反して内容はコミカルに描かれているが、中々厳しい現実を突きつけられてる気がする。
    親の葬式に関しては勉強になるな。

  • 2019.06.25

  •  現実社会を顧みながら前半部分は重かった。なぜかページがなかなか進まない。だが後半から現実離れ感が増してきてだんだんと読むスピードが速くなってくる。

     これが現実なのだろうか、そうは思いたくないが小説を形をとっていてももし現実だとすれば社会の一員として考え直す時に来ているのかもしれないな。

  • 前半のあるあるから、自然と非日常に入り込む中盤からの終盤での一気の回収まで、いつもの垣谷節。
    リアリティの大部は具体的な金額にあるのだろう。いつもながら著者の綿密な調査に感服。
    救いのある結末が、また次の本も手に取りたくなる要因かな。

  • お金がないときの心理描写がすばらしくて、ドキドキした!姑の詐欺のところから失速したけど、おもしろかった。垣谷さん、ハマりそう!

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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