コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書 2184)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 1269
感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021847

作品紹介・あらすじ

孤立死や無縁社会という言葉が毎日口にされる現在の日本。今こそ人とのつながりを自らの手で築く必要が痛感されている。この時代の声に応え、全国で常時50以上のコミュニティづくりに携わる著者が初めて明かす、住民参加・思考型の手法と実際。「デザインしないデザイン」によって全員に参加してもらい結果を出すには?話の聴き方から服装にいたるまで、独自の理論を開陳する。ビジネスの場でも役立つ、真に実践的な書。

感想・レビュー・書評

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  • まちづくりへの理解を深めていきたい。

  • 感想
    発散と収束。素人を巻き込むことはコントロールが難しい。ただしアイデアのレンジを広げることはできる。そこから収束させるのがプロの仕事。

  • 建物や施設といった箱ではなく、そこに集う地縁やテーマによるコミュニティがどう場を活用するか、をデザインするという視点でまちづくりをしていく。筆者はデザイナーとしてワークショップを進行したり、「普通の」住民を巻き込みつないでいく。予測可能性が高くないという意味では行政がやりにくい手法ではあるけれど、地域に入っていって「身近な他者」として一緒に考えていくという方法は有効であり、かつ担当者も楽しめる余地があるように思う。

  • SDGs|目標11 住み続けられる まちづくりを|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/699546

  • コンサルティングの仕事をする中で、発注部門の人はさすがにやる気あるのだが、後から参加をお願いした人たちがどうにも主体者意識がないということがあり、不特定多数を巻き込む地域のコミュニティデザインの考え方が応用できないかと購読。さすがにちょっと違ったかなという印象で、自分の目的に照らして★3つ。

  • コミュニティデザイナーの行動特性や素質について山崎亮さんならではの視点で分析されていた。
    不確定要素をいかに楽しんでいくか、地域との関わり方を模索する人がいたら新しい発見になりそうな一冊

  • おもしろかったので他の著書も読んでみようと思う。
    耳は2つ、口は1つ 相手の話を2聞いて、自分の話を、1するくらいがちょうどいい。

  • 中公新書、山崎亮著「コミュニティデザインの時代」という本。
    これは、「コミュニティデザイン(学芸出版)」という一昨年出た本があまりに評判よくて売れたため、その補訂のようなものとして去年出た本。

    内容的にはとても面白かったのですが、校正もれが目立ちました。
    まあ、最近は校正もれは結構あります。
    とくにビジネス書っぽいようなのには。
    でも、新書はちょっと珍しいかな、と。

    ワープロ原稿らしい間違いですね。

  • 公も共も私が基本となる概念
    私→共→公
    プライベート コモン パブリック

    楽しいと思ってもらうようにして、いかに多くの人に関わってもらうか。
    自分の役割や出来ることが増えることを一緒に喜べる人々と出来るか。
    人材育成とはそういう人を育てていくことなんだろう。

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著者プロフィール

山崎亮(やまざき・りょう)
コミュニティデザイナー。studio-L代表。関西学院大学建築学部教授。主な著書に『コミュニティデザイン』(学芸出版社)、『ソーシャルデザイン・アトラス』(鹿島出版会)、『コミュニティデザインの時代』(中公新書)、『コミュニティデザインの源流:イギリス篇』(太田出版)、『ケアするまちのデザイン』(医学書院)などがある。

「2024年 『新版 生きのびるためのデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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