地下鉄のザジ (中公文庫 C 11)

  • 中央公論新社
3.40
  • (30)
  • (41)
  • (98)
  • (17)
  • (4)
本棚登録 : 627
感想 : 69
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122001367

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • だいすきな本(●⁰౪⁰●)
    けつ食らえ!

  • ザジの子供っぽいけれど、頭の回転がはやい大人のような言葉がとてもおもしろかった。けつ喰らえ!

  • 本棚をゴソゴソしていたら見つけたので再読。
    何度読んでもナンセンスでバカバカしくて面白い。途中、何度も声を出して笑いそうになった。

  • 品がないのが特徴であり魅力なのでしょうが、ユーモアのセンスがけっこう陰気というか重く感じられたので素直に笑えない所が多かったです。軽快に会話が繰り広げられるのですが、なかなか裏のある事を言っているので軽く流すわけにもいかず、思ったより考えながら読む作品でした。文体に関しても同年代とそれ以前のフランス語圏作品と原文で読み比べてこそ、この小説がどれだけ斬新だったのかが初めて理解できると思うのですが、残念ながら私はフランス語がさっぱりわからない。訳を改めたものが出ているらしいので、そちらも読んでみるべきか。

  • 「anan」の「本・マンガ」特集で、あるコラムニストの女性が紹介していた小説。
    舞台はパリ。
    一癖ある姉から姪っ子・ザジを二日間預かることになったガブリエル。ザジは超生意気で口が達者。「○○けつ食らえ!」が口癖。ガブリエルや周りの人々は彼女に翻弄されまくる。
    大きな事件も無く物語はドタバタ小競り合いが絶え間なく続き、あっという間に終わった印象。要するに私の苦手なナンセンス系だ。
    ここ最近自分の中でヒットする作品が多かっただけに残念な結果に。
    まあこういうのが好きな人もいるんだろうね。映画化もされたわけだし。

  • 物語の先を読み進める為にページをめくるのではなくて、ページごとの文章を楽しむ為に小説は存在しているんだけど、そんな小説滅多にないので、見つけるとただ鳥肌がたちます。
    見開きページの終わりにうまく言葉が切れるようになっているのは訳者の気遣いなのか、原書がそうなのか、わかりませんが、素敵ですね。

  • ギャグ。文化の違い・言葉の違い、さまざまな障壁がある中面白い小説だった。

  •  感想けつ食らえ!

  • 「レーモン・クノー」と「くりいむレモン」・・・・・・似てないか。

  • レーモン・クノーつながりで手に取った一冊。

    視線が あっち行ったり こっち行ったり。
    テンポの早い文章だなぁと感じました。

    訳者がすごい方らしい。

全69件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

一九〇三年ル・アーヴル生まれ。パリ大学で哲学を学び、シュルレアリスム運動に参加。離脱後、三三年に「ヌーヴォ・ロマン」の先駆的作品となる処女作『はまむぎ』を刊行。五九年に『地下鉄のザジ』がベストセラーとなり、翌年、映画化され世界的に注目を集める。その後も六〇年に発足した潜在的文学工房「ウリポ」に参加するなど新たな文学表現の探究を続けた。その他の小説に『きびしい冬』『わが友ピエロ』『文体練習』『聖グラングラン祭』など、詩集に『百兆の詩篇』などがある。一九七六年没。

「2021年 『地下鉄のザジ 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レーモン・クノーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×