- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150312336
感想・レビュー・書評
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パラレルワールドのお話
恋愛のお話かと思ったら
パラレルワールド(平行世界)が主な内容で、その中に恋愛が組み込まれてた。
今年25歳になって恋愛とか色々考える歳だけど
全ての世界の君を愛す。って言ってくれるような人間と一緒に居たいなと思った。
最後の章の、他の人の幸せを自分の幸せのように感じられるのは貴女のお陰(的なニュアンス)に思えるような余裕のある人間になっていけたらな。って思う。
僕が愛したすべての君へ
って題名は最後まで読んでやっと意味が分かる -
パラレルシフト…
こんな映画とかあったけど、実際あったら…
大変だろうな。
私はすべて愛せるかな?
サイコロで例えていてわかりやすかった。
涼の事件はすごく切なかった。
すごく会いたかったと思うけど、0の和音が可哀想だからやめてほしいけど…どちらも同じ和音で…
世界が1個しかなくて良かったw -
めっちゃよかったのでもう一冊とあわせて読んでほしい。感想はもう一冊のほうにまとめて書いた。
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なんとなくラノベっぽいのが読みたくなって、装丁を見て購入。
結婚式でよく聞く「病める時も健やかなる時も」というフレーズが浮かんだ。まるごと人を受け入れるということは。。うーむ、深い。。
テーマは深いですが、展開は非常にラノベ的な感じでサクサク1時間くらいで読了。ラブコメですが、いちゃいちゃはほぼなし。ハヤカワ文庫JAさん、といったところでしょうか。 -
内容紹介の通り、並行世界を題材にした作品で、『君を愛したひとりの僕へ』という作品が同時刊行されている。
どちらから読んでも問題はないが、『僕が愛したすべての君へ』の帯に書かれていた「あっちの世界では……一応、恋人、なんだけど」というセリフに惹かれてこちらを先に手に取った。
この作品の世界では、並行世界の間を無意識のうちに移動してしまうことがあるという設定だ。
今いる世界と近い世界ほど、移動しやすくなる。
そのため、「あそこにしまったはずのものがない」、「一度探したはずの場所から探し物が出てくる」という出来事は、無意識のうちに並行世界に移動してしまったために起こる。
テーマは、「並行世界の自分は自分なのか?」ということ。
現実では、並行世界のことを考えても意味がないかもしれない。
しかし、このテーマも突き詰めていくと、人付き合いを考え直すきっかけになるかもしれない。
ただ、高校時代の和音の存在感が、年が経つにつれて薄まっているのが残念。
一人称視点の文章のせいで、だんだん主人公自身の内面に閉じこもっていっている印象を受けた。
あと、各章のタイトルが「幼年期」、「少年期」、「青年期」、「壮年期」というのはあまりに素っ気ない気がする。
連作短編のかたちにはなっているのだから、もう少し気の利いたタイトルをつけるか、でなければ数字だけでもいい。
文章は読みやすかったので、すぐに『君を愛したひとりの僕へ』を読もうと思う。 -
なかなかいいアイデアで始まるのに、並行世界の解釈が進むにつれてだんだん綻びが見え出すような。こういったジャンル物に突っ込みは野暮だが、人の数だけ、選択肢の数だけ膨大な世界が生まれちゃうんだがどう?
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なぜこの題名になったのか、読み終えたらすっきりしました。てっきり女の子側から語られるのかと思って読み始めて違ったたこと、どっちの世界でも幸せだなと思えたことが良かったです。登場人物の名前それぞれにも、意味があるんだろうなと思えました。面白かったです。
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ラストが切なすぎて泣くかとおもた
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並行世界の存在が証明された世界。
人々は、その世界の間を揺れ動く。 世界間の変化は、普通わずかであり人は気づかない。
そんな世界での主人公 高崎暦の幼年期から壮年期の物語。
基本ボーイ・ミーツ・ガールのSFなんだけど、「多くの並行世界に存在する彼女や自分は、今ここにいる彼女と自分と同じ存在なのか?」という哲学的な提起もしています。
私は、幼年期の祖父と主人公のエピソードが好きです。
同じ並行世界を扱った、同時刊行の『君を愛したひとりの僕へ』も読みます。 -
序章、あるいは終章
第一章 幼年期
幕間
第二章 少年期
幕間
第三章 青年期
幕間
第四章 壮年期
幕間
終章、あるいは序章
著者:乙野四方字(1981-、豊後大野市、小説家) -
こちらのほうを先に読んだ。
"君を…"のほうがSF強めでこっちの方が
物語に入りやすかったなと。
並行時間に移動できるのが当たり前の世界
自分と愛する人との幸せの定義だったり
ほっこりする場面が多かったなぁ、、、。 -
私はこちらが二冊目だった。
読み終わって気付く、こちらを一冊目として読み始めた並行世界の私も同じように、読了後、並行世界の私に想いを馳せたのだろうな、と。
読者の側にもそんなギミックを用意してる作者に感服。