MORSE〈上〉―モールス (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房
3.60
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本棚登録 : 644
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150412098

作品紹介・あらすじ

母親と二人暮らしのオスカルは、学校では同級生からいじめられ、親しい友達もいない12歳の孤独な少年。ある日、隣のエリという名の美しい少女が引っ越してきて、二人は次第に友情を育んでいく。が、彼女には奇妙なところがあった。部屋に閉じこもって学校にも通わず、日が落ちるまではけっして外に出ようとしないのだ。やがて、彼女の周辺で恐るべき事件が…スウェーデンでベストセラーを記録したヴァンパイア・ホラー。

感想・レビュー・書評

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  • グロテスクな描写、決してキレイごとだけではない設定、登場人物、それなのに美しくて切なくて、悲しい。
    主人公が成長していく様をからめているが、いわゆる「子供の成長物語」とは違うラストが秀逸。

    また、北欧の街の静謐な雰囲気がとても良かった。
    北欧の小説と言えば「ミレニアム」シリーズしか読んだことがなかったが、根底に通じるものがあると感じる。

    とにかくおススメの小説。

  • (2010/09/12購入)(2010/09/15読了)
    スウェーデン映画「ぼくのエリ」の原作。
    これから映画を見に行く。映画が気に入ったら、原作も読もうと思う。

    映画鑑賞後、購入。
    映画はなかなか良かった。主人公オスカルの心情を丁寧に追っていたところが高ポイント。エリが年相応の可愛らしい少女に見えたり、老人に見えたりするところも良い。映画の結末は、オスカルとエリにとってはハッピーエンドだろうが、二人の未来を思うと切なくて胸が痛む。

    原作は、オスカルとエリ以外の人物の心理描写もあり、映画では不可解に思えた行動が実は理由のあるものだったことが分かる。下巻も楽しみ。

  • 北欧版の映画も含めてすごく好き

  • 映画『ぼくのエリ』が好きすぎて原作購入。スウェーデンの食べ物なぞ...でも名前が可愛いので気になる。ピスボールやカモや授業など日本との違いも面白い。エリ男の子なの....?というか一緒にいたホーカンは少年時代にエリと出会ってずっと一緒にいたのかなと漠然と考えていたけど最近なんじゃん...そしてペドじゃん...なんか色々ショックだけど文章は読みやすいし続きが気になるしであっという間に読了。

  • ☞映画『ぼくのエリ』、その他ハリウッド版の映画もあり。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50155095

  • この子はとても悲しそうだ。とても、とても悲しそうだ。

    映画「僕のエリ 200歳の少女」に感動したので、原作を読んでみました。

    「著者紹介」には「スウェーデンのスティーヴン・キングの異名を取る」と書かれていますが、古典的題材をモチーフにしている、という点は共通するもの、キングほど書き込みは執拗でなく、あっさりしています。

    キングの小説にも出てきますが、いじめの描写は気が滅入ります。主人公のオスカルが意を決してやり返すシーンが、最も印象に残りました。

  • 下巻とまとめて。

  • とても好きな作品、何度も読み直している。
    まず世界観がとてもいい、ホラーだけど美しくて
    とても純粋な愛。
    のめり込んでしまう。

  • スウェーデンの人名に馴染みが無いので、ちょっと違和感を覚えるけど、話は良い感じ。下巻に突入。

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