24人のビリー・ミリガン 上 (ダニエル・キイス文庫 4)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151101045

感想・レビュー・書評

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  • レビューは下巻に。

  • 『アルジャーノンに花束を』のダニエル・キイスが
    多重人格障害の犯罪者ビリー・ミリガンを描いたノンフィクション。

    当時、犯罪と多重人格の関連性について裁判で争われて大変有名になったらしい。
    事件自体は1977年に発生しているので、このような問題について検討されるようになったのが意外と最近であることに驚きを感じる。

    当のビリー・ミリガンは去年(2014年)12月12日に59歳で生涯を閉じた。
    多重人格というものがどういうものであるか、また人生においてどのような影響をもたらすのか一例を明かした興味深い書。

    わかりきっていることではあるが
    登場人物が多いので読んでいて混乱する。

    詳しい感想は下巻で。

  • 疲れきってしまい、自分を抑えられなかった。目を閉じ、緊張を解いた……。
    数秒後、ダニーはまわりを見まわし、どこへ連れていかれるのだろうといぶかった。寒くて、寂しいし、怖かった。
    2014/07/08-07/18

  • アルジャーノン直後に読み始めたからでしょうか、ちょっと思ってた内容、というか書き方じゃなくて上巻は最後まで馴染めなかったです。フィクションの体裁かと思ってたら、完全にレポートの方だったのよねえ…。

    あと、精神病理という問題に対して、私があまりに無理解かつ懐疑的なのも一因かなあ。

  • 人間が平静を保っているのは紙一重。
    家族と接する自分、仕事の自分、出会う人毎の自分、一人の時の自分、寝起きの自分、空腹時の自分、寝ているときの自分。。。。。。改めて社会適合性を保つ脳みその能力ってすごいなと思うと同時に、その制御がなんらかのきっかけで壊れた時、ビリーのような多重人格にあっさりなってしまいそうな気がしてきた。
    また、社会適合性というバランスをとる行為によって、人間は凡人化しているのであろう。天才とよばれる偉人達は、バランスを取ることから解放され、特定の分野へ視野をあえて狭窄化した上で大きな成果を手にしてきたのであろう。

  • 両親からの愛情不足や虐待、
    厳しすぎる躾などで、
    そのこの人生が大きく左右される。
    犯罪はいけないことだけど、
    もしそういうことが
    起こらなかったらビリーの人生も
    変わってたかもしれない。
    家庭環境・周りの環境が
    すごく大事だなと改めて
    考えさせられました。

  • 下巻参照のこと。

  • 一部、アメリカの法律がわからないとイマイチ理解しづらい部分もありますが、全体としては読みやすいと思います。
    文章が淡々としているからか、テーマの割に暗くなりすぎないのが良かったです。

  • 連続レイプ犯には犯行の記憶がなかった。多重人格障害がまだ認知されていなかった頃、世の中を騒がせたビリー・ミリガンの実話

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