ダイナミックフィギュア〈下〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
- 早川書房 (2011年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152091963
感想・レビュー・書評
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人が操縦する 2 足歩行型特別攻撃機、
リアルで臨場感のある要撃シーンは映像的ですらあり、
本作を読む価値を非常に高めていると思う。
一方、登場人物の群像劇、人間ドラマとして読むと、
アニメ?ライトノベル?(と言っても両方ともよく知らないのだが)的な傾向が顕著でやや残念。
巻頭の登場人物名一覧を見て嫌な予感はしていたのだが。
終盤部のクラマ、カラスとの SF 的世界観は良く理解できなかったし、
ご都合主義的な展開に感じた。
が、全体として巨大ロボットものを描いた小説は珍しく、
面白く読めるイイ作品だった思う。 -
上巻に同じ。
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はっきり言って登場人物が把握しづらかったですし,厚めの上下巻が全体的にとっちらかってますし,終盤が展開が加速しすぎて逆に尻すぼみな感じはしました.でも,でも,SFの根幹である世界設定の秀逸さは他の追随を許さず,先の読めない展開に読んでる間中ワクワク出来ました.
未知の敵性生物,特化運用される二足歩行兵器,裏で暗躍する政治家,何故か舞台は讃岐平野・・・・・・.あらゆるギミックが絡み合い,読みたかった物がここにあります.ハヤカワJコレ,やっぱいいレーベルだわ! -
上巻で様々な話の種がばらまかれていたので、JPホーガン的な謎解きを期待していたのですが違っていました。ひたすらアニメ的に前へ進んでいきます。地震をまたいでしまって、なんか印象が薄くなってしまいました。
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こういうSFものは、やはり一気に読むべき。そうしないと面白さが半減するような気がする。だがしかし、記憶力の衰退とともに、一気に読むだけのパワーも減ってしまって、どうにもこうにもむづかしいもんだよ。たくさんの面白くなりそうなお話の取っ掛かりを作っておいたけど、最後に全部忘れて上下二巻になりました・・・。
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(2011.4)