空棺の烏 八咫烏シリーズ 4

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1195
感想 : 189
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903026

感想・レビュー・書評

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  • なんか……雪哉がどんどん性格悪くなっていくf^_^;
    ま、ちゃんと優しいところも描いてはあるけど。
    純粋に、自分を慕ってくれる人を警戒するなんて。
    それほど、自分という人間は若宮と繋がっているのだという自覚からか。
    なんやかんやありつつ、やっぱり才覚がある人は人を見る目もある。
    全面的に頼ったり依存はせず、対等でないと納得しない。
    それでいて、自分に足りないところを持つ人を認めて、素直に助けを借りられる。
    自分が、判断を求められる立場にあるときちんと悟っていて、相手の行動に一定の評価を与え、自信を持たせることができる。
    阿部氏は、魅力ある人間とはどういうものかがよくわかっている人だ。
    だから、惹きつけられる人物をいろんな切り口で登場させることができると思う。
    ここまでで、若宮の周りには魅力的な人物がかなり集まってきたんじゃないかな。
    純尾が霞んじゃう~_~;

  • 続きがあるってこと?
    すごく楽しみ(^^)

  • 似た者主従感がありますが、外面がいい分雪哉の方が性格悪く見えますね(誉め言葉)
    若宮は結果への最短ルートを取るために、雪哉は最大限の効果を得るために、という感じでしょうか。
    先代金烏は戻ったものの記憶は戻らず。
    あと、最後の方に出てきた治真は次巻に出てきそうで楽しみ。

  • 烏シリーズ4作目。同じような指摘をしている方もいらっしゃったが、ハリーポッターのような学園ものの趣。訓練の日々、仲間との絆、面白く読めました。

  • 1月31日読了。図書館。

  • 勁草院がホグワーツに、翠寛がスネイプ先生にみえて(守ってるのは雪哉ではなくその他の院生ですが)しかたないです。なんだかんだと面倒見のいい市柳は無事卒業して山内衆になれたのかな。
    まさか雪哉が勁草院改革を目論んで乗り込んできたとは思いませんでしたが、優秀な人材を確保できてよかったのではないでしょうか。でも南橘家の公近はどうなったのか、心配です。

  • 益々面白さが増量です(ノω`*)雪哉が更に成長し、仲間が増え、頼もしくなりました♪それと同時に問題も深刻化。最後は、謎と問題が立て続けに出てきて次回へ…となったのでモヤモヤッ(*ノÅ`)次早く読みたい!2016.12.28読了。

  • 雪哉、勁草院に入り、主席で卒業するまで。

  • 八咫烏シリーズ第4弾。
    今回は雪哉が入学した「勁草院」の話。
    宗家の近衛兵「山内衆」を養成するための全寮制の学校のようなもので、貴族と庶民の格差、若宮派と長束派の対立の中で、雪哉をはじめ様々な境遇の少年たちが訓練に明け暮れながら成長してゆくという学園モノである。
    2巻目から登場した雪哉のキャラがいまいち把握できないのだが、これは彼が成長したということなのか。
    若宮の即位問題や猿の襲撃事件に関しても新展開があり、次巻が気になる。

  • シリーズ第4弾。

    勁草院での雪哉の話が軸となる。
    前作まで雪哉は不器用なりにまっすぐな性格だと思っていたのだが、一転、成績は良いで強かで、違和感を感じつつも読了。

    金烏のこと、猿のことなど、次作にどう展開していくのか、楽しみでもあるが、希望をいえば、雪哉には前作までの朴訥な感じに戻って欲しい。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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