青が散る (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348021

感想・レビュー・書評

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  • 時代はかわるんだなあ、と。思いっきり期待して読んだので、評価は低めで。夏子がいまいち好きになれなかったので。けど、なんだかんだでおもしろかったです。

  • 宮本作品では一番好き。高校生の時「読書週間」で無理やり読まされた。そのときは本なんてどうでもよくて、もっとほかに楽しいことがあったから、読まずに友達にあらすじを聞いて感想文を書いた(笑)。オトナになって、読み返してみて感動…という、うちの本棚に長いこと捨てられずに残っている本。青春時代は、真っ只中にいるときはそのきらめきに気づかない。失って初めてその時代の貴さに気づくことができるのだとこの本から知った。

  • 一気に読んだ。
    珍しく?青春物。
    いつも文中に出てくる”うーんと唸るような台詞”は、ガリバーという主人公の友達の歌にも乗せられてた。
    ”生きていたいだけの人間の駱駝”
    ”王道と覇道”
    私は、教授亡き後、燎平が色紙を受け取る箇所が一番ぐっときた

  • 大学生の時に読んで、境遇は全然違うけどとても共感した本。2007.08.09 青春って、暑苦しくて切ないですね。

  • 青春の眩しさ、儚さ、緑の匂い。
    大きな人生の中で、我々は何を失い、何を手にして生きるのか。
    じれったく、もどかしく、何かを恐れ立ち止まり、何かに駆られがむしゃらに腕をふり、けれど、前に進もうにも進み方さえ分からない・・・そんな青さが詰まった名作。
    青い。そして、人生はでかい。

    さすがの宮本輝作品。至言で溢れている。

  • 一日で大学生活を4年間送ったような気になった。
    名作っすわ。
    大学かー・・・キラッキラし過ぎててなんかちょっとだけ虚しくなってくる。

    面白い。

  • 自分が好きな宮本輝の定番の名作です!
    活字が好きになるきっかけになりました。
    青春っす。
    何度も読み返しちゃいますね。

  • 俺だったら最後は何だかんだいいつつ付き合っちゃうんだけどね?

  • 新設大学のテニス部員とその男&女友達の青春作品。こんな熱い4年がすごせたらよかったのにな…

  • 自分の大学生活がなんかすごく
    つまらないものに感じられてしまった
    記憶があります。
    これだけ濃い4年間が過ごせていたらなー。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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