青が散る (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348021

感想・レビュー・書評

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  • 初宮本作品。大学生のときに読んだ。天才かと思った。
    主人公が同年代だったので、感情がリンクしすぎてやばかった。この時期に読めて本当に良かったと、しみじみ思った作品。

  • 青春って感じで、個人的に何か好きです。
    作中に出てくる歌の歌詞がよかった。

  • 青春時代の話をいろいろな角度から描いているので非常に面白かった。

    最後も全部ハッピーエンドになるわけでもなく、非常に現実的だった。

    青春の物語。須佐に薦められる

  • 自分が体育会テニス部だったこともあり、タイトル通り、青臭くて好きな1冊。

  • 読み始めた最初は余り好きじゃないかなあ、と思ったんだけど、中盤から最後に掛けては何度もぐっと来て目が潤んだ。うん、「ぐっとくる」っていう表現が正しいと思った。怠惰だったり嫌悪感だったり、それでも消えない熱気とか苦しいぐらいの想いとか、そういうもの。貝谷くんがなんだかすごい好きです。

  • 青臭い。

  • 大学生時代、打ち込むものがあるというのはいいですね、やっぱり。安堵しました。しかし、典型的すぎな青春文学と言う感じもするなぁ。

  • 友達の車に乗ったらカーステから松田聖子の唄う「蒼いフォトグラフ」が偶然ながれ、懐かしいねという話になった。
    でも、この曲が主題歌だったTVドラマ「青が散る」を観ていなかったのが残念で、今さらながら本で読んでみた。

    「みんな重い見えない荷物 肩の上に抱えてたわ それでも何故か明るい顔して歩いてたっけ・・・・」

    歌の通り、切なくて、苦しくて、でも希望にあふれていた。
    読むきっかけができて本当によかった。

  • さわやか、でもほろ苦い作品。
    登場人物一人ひとりが懸命に青春を生きているさまに心が揺さぶられる。特に祐子がいい!
    引き比べて自分の大学生活の情けなかったこと…もう一度やり直したい…

  • 新設大学のテニス部員椎名と彼をめぐる男友達、女友達。原色のいのち燃える人生の短い季節を急ぎ駆け抜ける者、ためらい立ち止まる者…。青春の光芒のあざやかさ、そして切なさとむなしさを、テニスコートに白球を追う若い群像に描き、テニスというスポーツを初めて文学作品にした感動の
    長編小説。この作品の主人公たちはテニスにのめりこんではいるが、心の底は冷めていて、そんな自分を冷静にみつめている。確かに自分も似たようなものだな。共感できる。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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