恋のかたち、愛のいろ

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198624842

感想・レビュー・書評

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  • 原田さんの本を探していてたどりついて。原田さんのはもちろんおもしろかったが、角田さんの話もすごくひきこまれた。登場人物が少しずつ重なっていて、おもしろかった。

  • 一冊でいろんな作家さんの作品を読むことができて面白かったです。
    角田光代さんは初めてでしたが、長編も読んでみたいなと思いました。
    号泣男と腹ペコ女が結構好きでした。

  • 元銀行員の男たちの話。
    六つの短編が収められているが、連作短編だという事に気がついたのは四編目を読み進めていた時だった。

  • 短編集。7編を収録
    唯川恵「ごめん」/ 小手鞠るい「星月夜」/ 畠中恵「苺が赤くなったら」/ 原田マハ「ブルースマンに花束を」/ ヴァシィ章絵「号泣男と腹ぺこ女 / 朝倉かすみ「掛け星」/ 角田光代「地上発、宇宙経由」

    好きなのは以下の3つ。
    唯川恵、OLもので安定、ダントツの面白さ。
    畠中恵、ミステリぽくて面白かった。
    ヴァシィ章絵、初めて知った作家さん、皮肉ぽい内容で面白かった。他の作品も読んでみたい。
    (図書館)

  • あんま印象に残る話がなかった。
    しいて言えばブルースマンのキャラは好きだった。あと、号泣男と腹ペコ女の社宅妻生活はなんか外から見る分にはいいけど、中に入りたくないなって思いながら見てた。

  • 7つの短編。

    社内恋愛がうまくいかなかった代わりに仕事に打ち込み、独身のまま海外転勤になったとき、送別会ですっきりした気持ち。

    海外で子どものいる人と、その時限りの恋に落ちたいと願ったリエコの後悔。
    冴えない男に恋に落ちてからかわれた屈辱と女三人のルームメイトに芽生えた友情。

    新郎の唯一の親である放浪癖のある義父に想いを寄せてしまった新婦の密かな恋心。
    社宅で孤独を募らせていた毎日に、恋愛とも呼べないような映画鑑賞仲間は夫の上司だったほんわか結末。

    パッとしない容姿で結婚にも巡りあえずに仕事ばかりの毎日だったが、お見合いで通じ合える人と出会えた瞬間。
    携帯メールの間違いからはじまった人々の好きな人に寄せる思い。

    最後の角田光代さんのは貫禄がなんか違う感じ。
    小手鞠さんと原田さんのはなんかベタベタしてる感じ。

    号泣男と腹ペコ女が結構おもしろかった。
    なによりも表紙が美味しそう)^o^(

  • 始まりはグレーな感じ。読み込んだ唯川さんだもの・・好きです。共感しちゃいますよ毎度、毎度。次二作は・・・×。
    続くラストまでの四作は良かった。
    元気になれたり、ほんわかしたり。すっかりご無沙汰の恋愛小説で楽しめました。

  • さまざまな女性作家の恋愛短編集。
    畠中さんの恋愛短編が気になって借りてみた。
    それも面白かったが
    一番はマハさん。
    この人の描く不良親父は好きだわー。
    角田さんのも良かった。
    唯一初めて出逢ったヴァシイさんもなかなか味があったので
    今度長編読んでみよう。

    【図書館・初読・8/16読了】

  • 何気なく目についたこの本。
    短編集なのも気に入りました。

    私的にお気に入りは原田マハの"ブルースマンに花束を"です。
    初めて読む作家さんでしたが、終わり方とか、お父さんのカッコ良さとか、また他の作品も読みたくなりました。

    ただ、角田さんのはどうしても苦手です。

  • 図書館にて。
    作者陣の顔ぶれが良かったので手に取ってみた。以下、収録順。

    「ごめん。」唯川恵 流行った頃の雰囲気を思い出した。よくある恋人に捨てられる話なのかもしれないけれど、一世を風靡した人の貫録。

    「星月夜」小手毬るい いや、確かに運命の出会いなのかもしれないけれど、彼女の今置かれている立場や将来を見ないふりをしてロマンチックに家族と会ってほしいなんて言う、子供が3人もいる男を信用できるのか?将来性のない恋はその時だけだから美しいのであって、生活の中に取り込まれてしまえば変わっていくのに…。と、もうこういう話って素敵な話として読めない現実的な自分。

    「苺が赤くなったら」畠中恵 同居してる3人に手を出す男を巡る話なんて実はものすごく残酷な話だけど、コミカル。女性たちがみんな、さっぱりしてて素敵。この作家さんてこういう話も書くんだなあ。

    「ブルースマンに花束を」原田マハ 「カフーを待ちわびて」を読んでから大嫌いな作家さんだけれど、やっぱり駄目だった。主人公に亡くなった母親を重ねて、最初から彼女の中身など見ていないと思われるマザコン婚約者と、これまた亡くなった妻を息子の婚約者に重ねてふらつく、自分のことブルースと呼べとかいう父ちゃんと、その父ちゃんに初対面からふらつく軽い主人公…。婚約者のどこを主人公が好きになったのか魅力が伝わらないし、あのまま父ちゃんが突き進んでいたら簡単に主人公は落ちていた気がしてならないし。ラスト綺麗にまとめているように見えて何も解決していない。そして父ちゃんも婚約者も好きなのは彼女じゃなくて亡くなったお母さんという…そしてそれに気付かない主人公。結局何が言いたかったんだろう?気持ち悪い話だった。

    「号泣男と腹ペコ女」ヴァシィ章絵 大好きだった。まず食べ物の描写の上手な人に下手な小説家はいないと思う。綺麗事ではない、いたたまれない空気の中にもいいこともある。どうしようもない世界の小さな希望。いいとか悪いとかではないよね。

    「掛け星」朝倉かすみ 「田代はまだか」以来好きな作家さん。朴訥な語り口が素敵だった。中里さんが魅力的。むらっとくるラストの1文がさすが。

    「地上初、宇宙経由」角田光代 この作品を読めただけでもこの本には価値があると思う。どうしてこれだけ限られたページの中でこんな文章が書けるんだろう?ちょろっとしか出てこないのに何度読んでも涙腺の緩むお母さんからの返信のメールのシーン。椿とのデートの後の晶の帰り道のラストシーン。美しい映画を見ているよう。

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