- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255004808
感想・レビュー・書評
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怖い絵シリーズの完結編。絵画は多いとはいえこんなにもたくさんの絵に隠された意味があるとは驚きだ。レッググレイブ『かわいそうな先生』など、少女雑誌を思わす華麗な絵のどこに怖さがあるのか、解説を読まなければ絶対に解らない。単純に絵を見るのも楽しいが、解説を読んでじっくり見るのもまた楽しい。
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『皇女ソフィア』やばい。めっちゃ怖い。。。。
あの威圧感…すごすぎる。。。。
シリーズ完結。。。もっと色んな…知らなかった絵や知っている絵の時代背景や、描かれている、もしくは描いている人物像を振り下げて欲しいなぁ。。。
このシリーズは目から鱗で楽しかった。 -
2に続いて読みました。
なんの情報も知識もなく観るのと、いろんなエピソードを知って観るのと、全然違う。。。
本の印刷では、観にくい絵を、実際に観てみたくなります。 -
これがシリーズ完結だなんて!いやーっ!!もっと読みたいっ!
と、思わせてくれる第3弾。
シリーズで一番引き込まれて読了。中野女史の解説が、今作が一番読み易かったかも。 -
エゴン・シーレは16歳でウィーン美術アカデミーに合格している。彼が入学した翌年、シーレより一歳年上の、青白い顔をした田舎出の痩せた青年も同じ試験を受け、不合格となった。再度受験し、また失敗した。そこで画家になるのを諦め、ミュンヘンへ移り、新しい生活を始めたのだが、もしこの青年アドルフ・ヒトラーが美大に合格していたら、歴史はどんなふうに変わっていたのだろう?(82Pより)…驚愕の事実
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(2010/09/21購入)(2010/09/29読了)
シリーズ完結。ややこじつけに思えるような怖くない絵もあったものの、恐怖なんてものは所詮主観ですから。著者の「恐怖」というフィルターを通して観る絵は、新鮮で面白かった。 -
「怖い絵」「怖い絵2」に続くシリーズ完結編。
今回も20作品の裏に隠された「怖い」話を語る。
読んだ後、知識欲を刺激され、ギリシャ神話や世界史の本を購入した方も多いのでは。
次に絵画の裏ストーリーを見つけるのは、あなた自身かもしれない。 -
最終巻。
現在挿絵にまつわる本を読んでいるためか、この類の本はとても気になる。
ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』も中野さんにかかれば怖い絵
にカテゴライズされてしまうのね。いやはや。
この作品については塩野七生の『銀色のフィレンツェ』を思い出してしまう。
ウフィッツィ美術館、いつかほんとに行ってみたい!!
気になった作品
レーピン『皇女ソフィア』
伝レーニ『ベアトリーチェ・チェンチ』
ドラクロワ『怒れるメディア』
ゴヤ『マドリッド、一八〇八年五月三日』
レッドグレイヴ『かわいそうな先生』 -
『怖い絵』シリーズもついに三作目。ネタ切れになるどころか、時空を超えて思いがけない場所へ読者を連れて行くナビ技術は過去二冊と相まってより磨かれている。それなのにこれをもって完結編にするとは、これ以上恐怖の種を世間に蒔くのを恐れているのだろうか? さて最後の恐怖の旅に出かけよう。
(続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/200909/article_3.html -
時代背景を踏まえて絵画に秘められた意味を解説してくれるこのシリーズ。
今回怖かったのは、美しい田園風景をバックに若い領主夫妻が描かれたゲインズバラ「アンドリューズ夫妻」。ホガーズ「ジン横丁」と同時代と言われると怖さが増す。
ドラクロワ「怒れるメディア」はテーマとなった物語が怖いが、夫への復讐のために葛藤のすえ我が子を殺そうとするメディアは美しい。
絵的に一番グロいのは「メドゥーサの首」。ルーベンスがこんな絵を描くとは知らなかった。
1〜3巻どれも面白かったので、もっと続けてほしかったが、今回でシリーズ完結らしいので残念。