怖い絵3

著者 :
  • 朝日出版社
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本棚登録 : 1213
感想 : 162
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255004808

感想・レビュー・書評

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  • ひとつひとつの絵を鑑賞するのに、この本は本当に面白かった。

    神話や思想、歴史背景。絵画ってこんなに謎めいているものなんですね。学校では絶対に習わない当時の慣習など、絵画を見てこそ知り得る内容が盛りだくさん。特に、「ジン横町」と「アンドリューズ夫妻」の対比が印象的でした。

    2より3を先に読んでしまったけど、早く次が読みたいです。

  • 語調が陶酔的すぎるきらいはあるけどトリビア欲が満たされるし名画鑑賞もできてお得感ありますね。でも蛇のこと悪く言うのはハラオチしねぇ〜

  • ますます磨きがかかった
    中野京子さんの第三弾
    知っていたはずの「絵」も
    知らなかった「絵」も
    その「絵」にまつわる話を
    すぐ耳元でこうして聴かされると
    俄然、新たな発見を伴った
    「すてきな絵」として
    浮かび上がってくる

    人間が「描く」という行為の中に
    どれほどの「歴史」や「業」が
    含まれてしまうかを
    こんなにも、興味深く語ってくれた書は
    いままでなかった

    ますます面白い

  • シリーズ3作通してすべて面白かった。
    今回は画家の生涯や時代背景に興味がわいた。
    まずはゴヤの伝記を読むことにした。

  • シリーズ完結編。面白いのにこれで終わりは残念。

  • シリーズの第三弾。
    ◆主な絵画◆
    ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」、レーピン「皇女ソフィア」、シーレ「死と乙女」、伝ブリューゲル「イカロスの墜落」、ミケランジェロ「聖家族」、ゴヤ「マドリッド」、レッドグレイヴ「かわいそうな先生」、レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子」、フュースリ「夢魔」等

  • あとがきにあるように、「知識は決して余計なものではありません。」絵画を白紙状態で鑑賞できるとは思えないので、描かれた時代や文化のよもやま話を含めて観て読んで、へーと思うことが楽しいです。

  • はたからは分からない、絵画に隠された怖い話。

    神話的な物かなーと思っていたのですが、貧富の差や戦争などが多かった。そんな絵がいっぱい紹介されてて、なんだかとっても凹みました。

  • 絵の奥に隠された想いをのぞき見る本。
    恨み憎しみ悲しみ、そういうものが描かれている…のでは? と見ると
    ぐっと深みが増して、おもしろかったです。

    芸術番組「美の巨人たち」が好きな方はおすすめ。

  • (推薦者コメント)
    美術は、ただ美しいだけのものではない。その裏には、色々な思惑や思想、そして怨念までもが含まれている。本シリーズでは、そんな「絵に隠された秘密」を暴いていく。

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著者プロフィール

早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師。専攻は19世紀ドイツ文学、オペラ、バロック美術。日本ペンクラブ会員。著書に『情熱の女流「昆虫画家」——メーリアン』(講談社)、『恋に死す』(清流出版社)、『かくも罪深きオペラ』『紙幣は語る』(洋泉社)、『オペラで楽しむ名作文学』(さえら書房)など。訳書に『巨匠のデッサンシリーズ——ゴヤ』(岩崎美術社)、『訴えてやる!——ドイツ隣人間訴訟戦争』(未来社)など。

「2003年 『オペラの18世紀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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