- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255004808
感想・レビュー・書評
-
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐から、絵に込められた
メッセージを読むという事の楽しさを知り、この3冊から知識を
持って鑑賞する楽しさを知った。絵画から作者や国・歴史にと
いくつも興味がわく本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[図書館]
読了:2010/8/30
ドラクロワ『怒れるメディア』
動と静、狂気と無垢、子への愛と夫への憎悪、これらが対比されつつ同時に存在し、ドラクロワの巧さはこの絵を完璧にしている。
シーレ『死と乙女』
シーレとヴァリのあっけなさすぎる人生。
レッドグレイヴ『かわいそうな先生』
ガヴァネスってそうだったのか…ジェーン・エアもアン・サリバンもこれを知ってると知らないとでは見方が変わる。 -
シリーズ完結してしまってさみしい
カストラートの話がなんともえぐいですね。少年の恐怖。
怒れるメディアは女ならでは! -
レッドグレイヴ「かわいそうな先生」
この一枚がこの本を読んでの収穫か。
ラファエル前派の存在を知ることができたから。
オフィーリアで有名なミレイもラファエル前派らしい。
ラファエル前派の画集がないかと思ってググってみたけど
図書館にもamzonにもこれといったものがなかった。残念。
いつかロンドンの美術館、テート・ブリテンへ行きラファエル前派を堪能したいものだ。
ベックリン「ケンタウロスの闘い」
紹介されていたのは上記だけど、小さく載っていた「戯れる人魚たち」をもっとしっかり見たかったな。
ただ美しいだけのものより、不気味さが加わる方が惹き付けられるのはなぜだろう。 -
一つの作品について、印象面の怖さだけでなく、絵を描いた画家の背景や描かれた時代の背景などから怖さを説明してくれる本。三部作の三作目から読んでみました。
残り二冊は読めたら読みます。
続きはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/2847149.html -
絵そのもの自体が怖さを表している絵もありますが、一見、普通の絵に見えて、実はその絵の描かれた時代背景や神話の意味を知った上で改めて見ると怖さを感じる絵もあります。
絵画の怖さを語りながら、宗教、文化、歴史の怖さも垣間見せてくれます。
見る者の知的興奮を呼び、満足感を与えてくれる本です。
知識が豊富になります。 -
2⇒1⇒3と読んで、もう飽きた。
-
気になる。
-
見るからに怖い絵もあれば、描かれた背景に怖さがひそむ絵もある。さまざまな絵画の怖さを語りながら、実は、宗教・文化・歴史その他西洋文明そのもののなかにある怖さを垣間見せてくれる本。
もっとも印象的だったのは『アンドリューズ夫妻』だろうか。裕福な人々が、その富を囲い込んでますます豊かになっていく。はじきだされた人々は、あるいは低賃金の短期労働者となり、あるいはそれもかなわず、いずれにしても人間的な暮らしをおくることがかなわないところまで落ちていく。何と今日的な怖さ。
もし日本版が出たら、まだ知らぬ日本の怖さをえぐりだしてくれるに違いない。(出ないとは思うが。) -
相変わらず時代背景がとても勉強になります。
4巻も出てくれたらいいのに!