怖い絵3

著者 :
  • 朝日出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255004808

感想・レビュー・書評

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  • 絵の興味よりも、著者の中野さんの文才が光る第3巻。
    この人の書いた小説が読んでみたい。

    ジン横丁が怖すぎる。
    そして、細かいところまで突っ込んでる中野さん。

    とにかく、中野さんの文章が大好き。

  • イメージしていたのと違って、全然怖い絵ではない。怖さを見出だすために無理してる感じ。シリーズものだからタイトル変えられなかったのかな。
    でも、絵画の豆知識としては大変面白い良書。個人的にはベアトリーチェの絵に惹かれた。

  • (要チラ見!)

  • 今巻も「なるほど~」の連続でした。
    アミゴーニの「ファリネッリと友人たち」が、中野さんお得意のオペラネタとも通じてて、特に興味深かったです。「カストラート」観たくなった!
    怖い絵シリーズとしてはこれで完結だそーですが、別巻的なのがまた出てるみたいですね。探してみよっと♪

  • 怖い絵2と同じく。

    まあ。ただの蘊蓄本。
    絵画を楽しむ本では無い事だけは
    確かです。

    無残です。

  • 絵が怖いっていうより絵が描かれた背景や想念が怖い

  • タイトルが俗っぽくて嫌だけど中身は興味深いものでした。シリーズ全部眺めたい。

  • 怖い絵シリーズ3作目。これでこのシリーズは完結らしいです。残念。
    ホガースの「ジン横丁」が印象的でした。こういうごちゃっとした色んな人が色んなことをしてる絵は好きです。(ウォーリーを探せ的な楽しみが…)
    あと、ダヴィンチの「聖アンナと聖母子」の絵にハゲワシが隠されているというのと、その解釈もまた面白かった。
    シリーズを通して絵画に込められた意味や裏に潜む歴史に触れて、絵画は解釈によって無限の楽しみ方ができるんだなと思いました。

  • 1も2も読んだのですが

     怖い絵 と聞いて、はじめは「この絵を描いた時作者は…」だとか「この絵の所有者が次々と…」だとかいう風に怖いのだと思っていたのですが全然違った。

     勿論見るからに怖い絵もあるのだが、一方でまったく怖いとは感じられないのどかな絵が入っている。
     しかしそこにも、ヨーロッパの陰惨な時代に描かれたことを示すモチーフがぽつりぽつりと登場しているのだ。
     それが筆者によって語られた時、その絵はまさに「怖い絵」となる。


     筆者も書いているのだがその作品の背景を知ることでより新たな視点からその絵画を楽しめるのではないだろうか。

  • 1・2巻と通しで読んだ方が分かりやすいかな。(結構前作の引用があるので)
    レオナルド・ダヴィンチの聖母子像が興味深かった。
    3冊通しで読んだせいか、やや食傷気味。あまり目新しさが感じられず残念。もうしばらくいいかな?

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著者プロフィール

早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師。専攻は19世紀ドイツ文学、オペラ、バロック美術。日本ペンクラブ会員。著書に『情熱の女流「昆虫画家」——メーリアン』(講談社)、『恋に死す』(清流出版社)、『かくも罪深きオペラ』『紙幣は語る』(洋泉社)、『オペラで楽しむ名作文学』(さえら書房)など。訳書に『巨匠のデッサンシリーズ——ゴヤ』(岩崎美術社)、『訴えてやる!——ドイツ隣人間訴訟戦争』(未来社)など。

「2003年 『オペラの18世紀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中野京子の作品

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