母ではなくて、親になる

  • 河出書房新社
3.61
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本棚登録 : 756
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025803

感想・レビュー・書評

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  • 感覚というか切り取るセンスが素敵。

  • 育児と仕事エッセイというか、タイトルからして、母親が、子どもかわいいかわいいという内容じゃないよな、と思ってたら、思ってた以上にその通りだった。内容にも触れてあるが育児というより仕事のことを書いた話が多い。育児も仕事も同列に考えて書いてるところが自然体で素敵。

    ふと、あっちをやってたらこっちができなくなって、おたおたバタバタしてたことを思い起こす。いまはいろいろ便利になってきてるよね。イクメンなんて言葉すらなかったよ。通販なんておっかなびっくりだったよ。いやいや、違う時代と比べちゃいけないんだけどもさ。

  • なおこーらさんの子育てエッセイ。
    あくまで人間は対等でという独自の視点を持ちながら葛藤しながら子供を育てたり、生活していく様が綴られる。
    とても面白いわけでもないが、参考にしたい視点だったり、
    同じような悩みを持っているなぁと共感できる部分もあった。

  • 川上未映子さんの出産育児エッセイがとても痛快だったので、また名前を知っている作家の育児エッセイというのと、VERYのインタビュー記事が面白かったのとで手に取ったが、小説家なのに文学的な面白さがなく、現実的に共感できるところも何一つなかった。

  • 3人の子どもがいるので、「そうそう!」「わかる〜」と共感するところもあり、「それはちょっと…」って思うところもあり。

    自分とはかなり違った見方、考え方が多かったので、そういう考え方もあるんだなぁ〜と、思うところが多かった。

  • 赤ん坊の描写は可愛くて、赤ん坊いいなあ、ほしいなあという気にさせた。
    しかし著者本人の思考やエッセイとなると、本人にそんな思いがないにしても低所得低所得というのは聞いてるものを居心地悪くさせるし、毎回述べた後で「これは私の意見であって」など予防線を張るところが、気持ちよく読めない。

  • この本読んでたら、無性に子どもたちの小さい頃を思い出し
    (新生児の頃から)昔のビデオを見たくなった。
    著者の夫は町の書店員で経済力も生活能力も低くと繰り返し出てくるので、夫に同情してしまった。
    でも、著者に従順で固定観念がないところが相性ばっちりなのだともあるけどね。
    苗字は夫のに変えたけど、収入は自分の方が多いから世帯主になったとか、いろいろこだわる人なんだな、この人。
    本編と関係ない感想になってしまった。

  • 914.6

  • 図書館で借りたもの。

    出産育児のエッセイだけど、そこから社会の空気についても語ったり。
    身近にいたら、ちょっとめんどくさい人と思うかもしれない…。

    共感できたところもあったけど、生後三ヶ月の時点で辛いことがないっていうのに驚いた!
    その頃の私はすごく辛かったから。

  • ナオコーラさんのエッセイというか、考えがやはりわたしとは合わないなと再認識した1冊。
    育児エッセイなら、と思ったけれどどうも卑屈というか悲観というか、偏屈というか。もう相性なんだろうな。絶対友達になりたくないタイプ。
    好きな作品もたくさんあるので毎回手にとっていますが、もうエッセイはやめようと思った。尽く合わない。
    美しい距離、島清恋愛文学賞受賞おめでとうございます。これで少しは気持ちが前向きというか、まっすぐ向くといいなとおせっかいながら思いました。

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎ナオコーラの作品

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