- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320023680
感想・レビュー・書評
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ある教授の授業で薦められたもの。
期待が大き過ぎたためか、ちょっとあっけない感じだった。
確かに示唆には富んでいるが、単純な笑い話ではないため、納得するのに微妙に時間がかかってしまった。
原書で読むとまた違った印象かも知れないが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正しい問題定義が得られたという確信は決して得られない。だがその確信を得ようとする努力は決してやめてはいけない。
ユーモアのセンスのない人のために問題を解こうとするな。
それはどこからきたのか? -
豊富なケーススタディ。問題は何なのか。誰の問題なのか。
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もう、20年前に買って、何度も読み返している。それだけこの本に書いていることは、理にかなっているし、忘れてしまいやすい。
人生、問題の解決の連続だ。問題が与えられるとすぐに解決手段を考えてしまう。すると、検討段階で大切なことが抜けることがある。
本書では、すぐに解決手段を考えるな、と説く。
その大切さを痛感しながら、また読み返しだ。 -
「この問題は誰の問題なのか?」という一文を聞いて、最近読んだアルフレッド・アドラーの名前を思い出した。
実際にある問題に対し、ただ単に目の前にある問題を解決するだけでは真の問題解決にはならない。問題における根本の問題(本質)を理解定義することが第一歩であり、同時にそれが問題におけるほぼ全てだといっても過言ではない。
だからこそ、問題を発見しつつも解決が求められていないこともあるし、そもそも問題自体に問題があることもおいおいにしてある。
本書手に取り読んでみて、文体や翻訳は古かろうとも、その本質はまだまだ新しいようなそんな気分になった。その一方で、他の読者に進めるには、本書よりも最近のアルフレッド・アドラーの書を薦めたい気持ちにもなった。
ただ、その発売当時そして10年20年前という時代環境であったならば、本書はやはり高評価に値する本であることは間違いない。時代は変われど、長く人に愛され残っていく古典こそ、やはり本が醸し出す人への本質だと改めて認識にさせてくれるそんな一冊になった。 -
20140517
日本語訳が酷すぎて、全然頭に入ってこない -
初版54刷
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英訳本はなぜかどうしても眠くなってしまうのですが、書いてある内容はすばらしい。
私たちは無意識に自分の都合のよい問題/課題を設定しているのですね。自分が得意なものを対策方法にして、そこから逆算して問題/課題を作り上げている。
本当の問題は何なのか、ということを見つけるのがいかに難しいか。気づいている人は案外少ないかもしれません。 -
【「教職員から本学学生に推薦する図書」による紹介】
風間俊治先生の推薦図書です。
"「答えが分かっている問題を解く」 から 「答えのない課題を解決する」 段階に進んだ君へ"
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