赫眼 (光文社文庫 み 25-3)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746452

感想・レビュー・書評

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  • じわじわとした恐怖を感じさせられる、怪奇小説短編集。「異形コレクション」に掲載された分は読んでいましたが、並べて読むと繋がりがあったんですね。そこに気づいてまたぞくりとした恐怖が湧いてきました。
    お気に入りは表題作「赫眼」。情景描写も美しくって、目の当たりに浮かんでくるようです。だけど怖い。結局正体が何なのか、はっきりしないところも怖く。ラスト「死を以って貴しと為す」に繋がるところで恐怖倍増。
    「怪奇写真作家」も怖かったー。でもサイモン・マースデン好きなので。この写真も見てみたかった気がします。

  • こちらに書きました。
    http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2009-09-29

  • 粗筋(アマゾン引用)

    目を奪う美貌と、小学生とは思えぬ色香。転校生の目童たかりは、謎めいた美少女だった。学校を休んだ彼女に届け物をしに、少年が訪れた家の奥―そこには、あまりにも禍々しい何かが横たわっていた…(表題作)。合わせ鏡が作り出す無限に続く映像世界。その魔力に取り憑かれた男を襲う怪異とは(「合わせ鏡の地獄」)。書下ろし掌編を含む、悪夢のような傑作十二編。

  • 短編から創作以前の聞き込みまで雑多な内容。

  • 怖かった…。ホラーを読んで気持ち悪っ!と思ったのは始めてかもしらん。あとは死相学探偵が好きです。シリーズ物らしいので気になる…。

  • 表紙に釣られた。
    くっきりとした赤と黒と白。
    不気味に微笑む妖艶な少女。
    インパクトが強い。

    これはなかなか怖くてよかった。
    短編というのが良かったのかもしれない。
    純粋に「どうしようもない恐ろしいもの」を描いただけであるところが、シンプルで良いのだろう。
    『よなかのでんわ』はぞっとした。
    途中から完全にオチが読めるけれど、そういうこととは関係なく、怖い。
    よくある怪談話と似通ったモチーフのものもあったけれど、怖さを感じられたので満足。
    ホラーとして求めた部分に関して、充分応えてくれた作品だった。

  • 全部怖かった。

    m○xiには怖くないとか書いたけども。

    全部読んだら怖かった

  • 洒落怖まとめに載ってるようなネタを丁寧に短編にした感じ。

  • ホラー短編集。変な感動とか社会派とかそんなもんは入れずにピュアリーにホラーですうはは。携帯の会話だけの話とか超怖い。素晴らしい。

  • 短編集。今までで出た話が結構繋がってる。知らなくてももちろん楽しめる良い怪談集でした。面白かった。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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