- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334746452
感想・レビュー・書評
-
じわじわとした恐怖を感じさせられる、怪奇小説短編集。「異形コレクション」に掲載された分は読んでいましたが、並べて読むと繋がりがあったんですね。そこに気づいてまたぞくりとした恐怖が湧いてきました。
お気に入りは表題作「赫眼」。情景描写も美しくって、目の当たりに浮かんでくるようです。だけど怖い。結局正体が何なのか、はっきりしないところも怖く。ラスト「死を以って貴しと為す」に繋がるところで恐怖倍増。
「怪奇写真作家」も怖かったー。でもサイモン・マースデン好きなので。この写真も見てみたかった気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
粗筋(アマゾン引用)
目を奪う美貌と、小学生とは思えぬ色香。転校生の目童たかりは、謎めいた美少女だった。学校を休んだ彼女に届け物をしに、少年が訪れた家の奥―そこには、あまりにも禍々しい何かが横たわっていた…(表題作)。合わせ鏡が作り出す無限に続く映像世界。その魔力に取り憑かれた男を襲う怪異とは(「合わせ鏡の地獄」)。書下ろし掌編を含む、悪夢のような傑作十二編。 -
短編から創作以前の聞き込みまで雑多な内容。
-
怖かった…。ホラーを読んで気持ち悪っ!と思ったのは始めてかもしらん。あとは死相学探偵が好きです。シリーズ物らしいので気になる…。
-
表紙に釣られた。
くっきりとした赤と黒と白。
不気味に微笑む妖艶な少女。
インパクトが強い。
これはなかなか怖くてよかった。
短編というのが良かったのかもしれない。
純粋に「どうしようもない恐ろしいもの」を描いただけであるところが、シンプルで良いのだろう。
『よなかのでんわ』はぞっとした。
途中から完全にオチが読めるけれど、そういうこととは関係なく、怖い。
よくある怪談話と似通ったモチーフのものもあったけれど、怖さを感じられたので満足。
ホラーとして求めた部分に関して、充分応えてくれた作品だった。 -
全部怖かった。
m○xiには怖くないとか書いたけども。
全部読んだら怖かった -
洒落怖まとめに載ってるようなネタを丁寧に短編にした感じ。
-
ホラー短編集。変な感動とか社会派とかそんなもんは入れずにピュアリーにホラーですうはは。携帯の会話だけの話とか超怖い。素晴らしい。
-
短編集。今までで出た話が結構繋がってる。知らなくてももちろん楽しめる良い怪談集でした。面白かった。