赫眼 (光文社文庫 み 25-3)

著者 : 三津田信三

• 光文社 (2009年9月8日発売)

感想・レビュー・書評

[沙粧 瑛さんの感想 · 2012年9月5日]

短編集の文庫…完全になめてた。
背筋が薄ら寒くなるコワさを満喫できた。
最初の短編『赫眼』を読み終えたとき、
苦笑いしながら「うひぃぃぃ…流石は【三津田信三】！！！」
と唸ってしまった。
ただ、同じパターンの終り方が数編あったのが気になるところ。

[ext3さんの感想 · 2012年6月11日]

「赫眼」「写真収集作家」「見下ろす家」はネット上にある怪談話を参考にしてる印象。最後まで怪異の正体が不明、祖母とかが祓い役、空き家に忍び込んで気が狂う、唐突に「もちろん」とか出てくる辺り。面白くはあったが。最後のは「ここはとあるレストラン」を思い出して笑った。後は「後ろ小路の家」が怖い話だった。灰蛾男の恐怖の「ほうっ」は梟みたいで怖いとは感じなかった

[80506967さんの感想 · 2012年3月23日]

恐い恐い恐い！背筋がゾーっとする話ばかりだった。

[Tonoenさんの感想 · 2012年1月13日]

ホラー、ミステリ、怪談と、三津田の趣味が詰まった作品。ミステリ度が低いのが、ちょっと物足りない。

[selfishcatさんの感想 · 2011年10月10日]

Amazonで怖いという評価が多かったんだけど、私には全然怖くなくてガッカリ・・・。やっぱり短編集は私には合わないな。

[syviさんの感想 · 2011年8月20日]

短編集
これは怖かった・・・この方の短編としては私はトップクラス。
タグですが、サイモン・マースデンは作中に出てくる写真家さんです
是非、こちらも楽しむべきｗ

[kobuneさんの感想 · 2011年8月10日]

怪談の雰囲気作りが上手いけど、話は今日日の怖い話によくありそうなパターンが多い。表紙絵が気持ち悪いのでカバーをして読んだ。

[館長さんの感想 · 2011年8月10日]

(収録作品)赫眼／怪奇写真作家／怪談奇談・四題（一）旧家の崇り／見下ろす家／怪談奇談・四題（二）原因／よなかのでんわ／灰蛾男の恐怖／怪談奇談・四題（三）愛犬の死／後ろ小路の町家／怪談奇談・四題（四）喫茶店の客／合わせ鏡の地獄／死を以て貴しと為す　死相学探偵

[図書委員としあきさんの感想 · 2011年7月2日]

こんなホラーを待っていた！！！
どの作品も後味が悪く非常にゾクゾクできる物でした。
特に京都が舞台の作品がお勧めです。

[眼鏡さんの感想 · 2011年4月3日]

ホラー短編集です。
１２編の話がありますが、各話は他の作品世界とリンクしている設定が多々見られ、そういった書き方によってこの話は実は作者が本当に体験した話なのではないかと思わせられます。
巧みな書き方です。
さすがは三津田先生と感心します。
どの話も怖いだけでなく、気持ち悪さというか何とも言えない気味の悪さがあります。

著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」