- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334793463
感想・レビュー・書評
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ホラー。短編集。
テーマは"ギフト"。プレゼント的な意味か、才能的な意味か。
面白い作品が多い。いいテーマだったと思う。
以下、特に好きだった3作品とプラス1。
飛鳥部勝則「もう一つの檻」
雪女。ホラーミステリ。個人的に、飛鳥部さんの作品が読めるというだけで、異形コレクションの価値が上がっている。
木犀あこ「二坪に満たない土」
狂気のミステリ。サイコっぽい感じが好み。
黒木あるじ「L'Heure Bleue」
タイトルはフランス語で"青の時間"。終盤に○○○ものと明らかになる。好きな題材。この作品が書かれたのはいつ?深い。
斜線堂有紀「痛妃婚姻譚」
プラス1枠。個人的トラウマ作品。とても面白いのですが、これはやめてくれ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『痛妃婚姻譚』がめちゃくちゃツボです。大好き。
なんて残酷で美しい物語なんだ……。
他の作品は『死にたがりの王子と人魚姫』『もう一つの檻』『Cursed Doll』が特に好きだけどどれもハズレなしで全編面白かった! -
最近の異形コレクションの中では面白い。
『肉芽の子』シリーズ化してほしい。
『ラズベリー色の天幕』もっと読める。天幕の正体は明かされないところもいい。
『痛妃婚姻譚』華やかで切ない中華ファンタジー。始めから終わりまで痛いほどに美しい。
『死にたがりの王子と人魚姫』『マイ・ブロークン・マリコ』が好きな人は刺さる。
『L'Heure Bleue』こうなってくれ。 -
異形コレクションシリーズ53冊目。
テーマは「ギフト」
"贈り物"や"才能"を意味する"ギフト"。
いろんな意味で「痛妃婚姻譚」(斜線堂有紀)の印象が強い。何でこんな目に遭わなきゃならんのやって苦くもあり、物語的にはこの展開がいいんだろうとも思う。 -
コメントなんか必要ない。嘘、意味分かんないのもあった
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覚えている限り、異形コレクション読むのは2冊目。
頭が痛くなる。
◎
鬼 または終わりの始まりの物語/澤村伊智
もう一つの檻/飛鳥部勝則
おまえの輝く髪を/篠田真由美
ルール・ブルー/黒木あるじ
あとは読むの辛い。 -
好きだったのは、『もう一つの檻』と『死にたがりの王子と人魚姫』。
どちらも女性同士の話で、耽美で重たい愛や、一途で悲しい愛の話。
個人的にとても好みな展開だった。