カササギたちの四季

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1545
感想 : 309
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927431

感想・レビュー・書評

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  • これ、道尾秀介か?ドロドロ感もなければ、スカッと感もありません。
    菜美は華沙々木くんがいるから生きていける。そのために、冴えない華沙々木くんをしっかり者?の日暮くんが支えてあげる。
    と、見せかけて、日暮くんは華沙々木くんを支えることで生きていけるのかもしれません。

  • 日暮さんすてきだな。

  • リサイクルショップ ”カササギ” を舞台にした短編集。
    この作家にしては普通でほのぼの系。
    面白くないこともないが、日常的な謎では自分自身が物足りなくなったようだ。
    (図書館)

  • 本当に道尾秀介?と思うほどライトでありきたりな話でがっくりした。先も読めるし、カササギも日暮くんもどっかで見た事のあるようなキャラクターで新鮮さが全くなくイマイチだった。
    もう少しシリアスな道尾秀介の話が好みだなぁ。

  • 死なない
    道尾さんはあまり読んでいませんが
    その中では一番これが好き。

  • 4つの話の中では「南の絆」が一番良かった。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou15212.html

  • リサイクルショップ”カササギ”の店主華沙々木が毎度展開する間違った推理を、見事に再現しつつも、その裏で事件の真相を突き止める主人公・日暮。
    今までになかった展開の物語がとても新鮮で、無茶苦茶な言動をする華沙々木のキャラクターとそれを影ながら嗜める主人公の日暮のバランスも面白い。
    最終章の和尚と息子のエピソードは最後に涙した。
    菜美が日暮の影ながらの活躍を知っていたかに思わせる言動にもグッと来る。
    道尾さんの巧妙なトリックと心温まる人間模様を存分に感じられる作品。

  • 謎解きが二回ずつ成されるのが興味深かった。
    つまりは何でも最低でもこういうふたつの無理ない可能性があるんだなーと気づかされた。

  • 登場人物は心優しい日暮、リサイクルショップ店長で探偵気取りの華沙々木、そして二人の店にいつも入り浸っている中学生の菜美ちゃん。
    華沙々木はいつもトンチンカンな推理をして日暮を困らせる。というのも、華沙々木を慕っている菜美のためにそのトンチンカンな推理が当たっているようにしなければいけないからだ。
    日暮は華沙々木の推理のヒントを聞き華沙々木がどんな推理を立てたのか考え、さらに真実をも考えなくてはならないから大変。しかし菜美をがっかりさせないために器用な手さばきで色々と細工をしてうまくまとめる。

  • 文庫版の「君を笑わせるために、僕は謎を解こう。」という帯の文章が気になるも、財布にお金がなかったので図書館で…。
    リサイクルショップ・カササギの名探偵・華沙々木と助手・日暮が解くのはちょっとした日常の謎。
    七夕に橋を造る鵲のように、人と人を繋ぐ推理だった。
    頑張っておっちゃんを立てるコナン君、といった雰囲気でほんわかしてて好きです。
    お金が入ったらぜひ買いたい。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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