同姓同名

著者 : 下村敦史

• 幻冬舎 (2020年9月17日発売)

感想・レビュー・書評

[810073さんの感想 · 2022年8月29日]

いじめ胸くそすぎて、正直なところ大山正紀同士の復讐よりいじめてた女の子達とか見逃してた教師とかに裁きが下ってほしかった

[t.5mileさんの感想 · 2021年11月17日]

今まで考えた事もなかったけど、
凶悪犯罪者と何の関係もない同姓同名の人がいて
何かしら悪影響を受けているだろう。

大山正紀・大山正紀・大山正紀・・・
沢山の大山正紀が登場するので
途中混乱しつつ読み進めた。

それぞれ色々な境遇の中、凶悪犯罪者と同姓同名というだけで酷い目に合い「同姓同名被害者の会」を立ち上げる。
自分の人生を守る為に他人を晒そうとする者、
自分の力で人生を切り開こうとする者、
凶悪犯罪者と同姓同名である事で助けられた者、
被害者の会を利用して名を挙げようとする者、

様々な思惑が交錯する中、少しずつ展開していく
そして沢山の伏線が後半で一気に回収され、
真相が明らかになる。

現代のネット社会での誹謗中傷や人間の心理を
描いた作品でまぁまぁ面白かった。

[しりうす☆さんの感想 · 2021年8月8日]

この本を読んだ「大山正紀さん」はどう思うかな？

[caninhaさんの感想 · 2021年7月17日]

とりあえずどの「大山正紀」なのか混乱します。まあだからこそのオチやトリックなので、仕方ないんですが、保育士云々のところはしっかり騙されました。

何かの事件を起こした人との同姓同名大変だなと思う。自分が珍しめの苗字なので99%同姓同名はいないはず。ただ実名でエゴサすると自分のことしか出てこないので、個人特定簡単すぎるせいで、同姓同名がいるということには少しうらやましさもある。どうなんだろう、やっぱり親近感わくのかな？それとも「同じ名前なのに」っていう嫉妬とか羨望とかになるんでしょうか？？

[ともりぶさんの感想 · 2021年5月14日]

同姓同名がたくさん出てくるのでコメディよりなのかと思ったら、誰でも当事者になりうる内容だった。正義感とか集団心理とか怖い。犯人じゃない大山正紀の一人には完全に騙された…。

[歩史さんの感想 · 2021年5月2日]

最後に今までの認識を覆された。
2回読まないとしっかり理解できない。

[ねこがすきさんの感想 · 2021年4月23日]

これはどの大山正紀…？と章が変わる度に考えながら、読み切る。
有名人や犯罪者の名前。その裏の、同姓同名の方の立場まで考えたことがなかった。面白い発想。
でも、個人的にはもう少しシンプルな方が好みでした…！

[よりこさんの感想 · 2021年4月18日]

同姓同名が多く出るが、意外と混乱なく読み進められた。
出てくる社会問題がまさに現代の小説といった感じ。
とはいえ、結局「自分を確立するための葛藤」に尽きるんだよなぁ。どんな時代背景があろうと、普遍的だな。

[seeeeeeiiiiさんの感想 · 2021年4月15日]

2021/04/15
同姓同名の登場人物が多すぎて混乱しながら読んだ。
最後まで混乱しつつ読み終えた。

[よんさんの感想 · 2021年2月19日]

結末は予測できなかったが、同姓同名を利用し過ぎた感があり、読み終わった時スッキリしなかった。

著者プロフィール

1981年、京都府生まれ。2014年に『闇に香る噓』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10　2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい！　2015年版」国内編3位と高い評価を受ける。著書に『生還者』『難民調査官』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口　樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『法の雨』『黙過』『同姓同名』『ヴィクトリアン・ホテル』『悲願花』『白医』『刑事の慟哭』『アルテミスの涙』『絶声』『情熱の砂を踏む女』『コープス・ハント』『ロスト・スピーシーズ』などがある。

「2023年 『ガウディの遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」