螢 (幻冬舎文庫 ま 3-2)

著者 : 麻耶雄嵩

• 幻冬舎 (2007年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽさんの感想 · 2017年3月25日]

トリックにはかなり早い段階で気がついて、麻耶雄嵩も意外と凡庸なことするもんだと思っていたら、最後でやられた。ミステリをそれなりに読み慣れている者を嘲笑うかのような構造。

[drowseさんの感想 · 2017年2月9日]

読後感がイマイチすっきりしない。叙述トリックのキレがいまいち。

[sikagirlさんの感想 · 2017年1月29日]

叙述トリックものが読みたくて読んだ。
「さよなら神様」は楽しく読んだし、
この作品もまあミステリとして楽しんだけれど。。。
ナゾの表現にいちいち引っかかった。

「衣笠祥雄のような疲れ知らずの快晴が…」

って、上手い表現なのか！？！？笑
いや、衣笠を知ってるかどうかとかいう問題じゃなく

なんとなく、頑張って上手い事書こうとして上記の様にスベッてる箇所が多々あって、だんだん流し読みに移行していった（笑

トリックとか、全体の大まかなプロットは面白く書ける人なのだから、へんに文学性出そう！みたいなことはしないで淡々と書けばよいのにと思った。。。

[もりちゃんさんの感想 · 2016年12月12日]

予想通りの、予想をしていないどんでん返し。

ミステリーものは、頭の体操もかねて読むのですが、いやあ、怖かった、怖かった。

誰が、肝試し何て行くものか。

肝試しクラブなるものがあるのか？

何じゃそれ？

とは言いながら、関西の知っている地名が数多く出てくるわ。

何か本当にありそうな設定だわ。

馬鹿なことをして愉しむ、大学生時代。

うーん、こんなことに巻き込まれなくて良かった。

こんなことって、それは読んでみてのお楽しみ。

これは、関西だけではなく、どこの大学であってもおかしくない話なので、皆さん大学生時代を思い出しながら読むことができると思いますよ。

ああ、怖かった。

[クレモンティーヌさんの感想 · 2016年12月10日]

オカルトスポット探検の大学サークルメンバーが、大雨により山荘で足止め。殺人事件が・・・。背景や登場人物設定が凝っている割には、ストーリーが浅い。

[蔵海さんの感想 · 2016年8月7日]

こわっ！！
最後はほんとに騙された！！しかも登場人物表からもう始まってたんだ…って感じで…いや嘘はつかれてないけど…。
多くの人間の狂気に触れる話だなぁ。

[paper toyさんの感想 · 2016年8月3日]

う〜ん。

なんだかなぁ。

クローズドサークルものが読みたくなって、某書店で平積みにしまくって推してたので買ったが…探偵役の人物の推理が説得力に欠けるし、最後の種明かしに向けて読者にミスリードさせようって意図をあえてみせてるのかはわからないが、そのために一歩引いて読み進めてしまったため、没頭できず。
各人物の本心もいまいち見えないままだし、真犯人が幼稚。勇者勇者ってさぁ…。

そうゆう作風の人なのかな。

[tesanさんの感想 · 2016年7月31日]

2016/7/30

[豊太郎さんの感想 · 2016年7月30日]

もっとゾクッとくるタイプかとも思ったがちょっと違った。多少のどんでん返しもあり面白い作品だ。
ただ普通の大学生にしては、それは無い無いという設定があり違和感を覚える。
文章的にも面白みがあるが、人物設定が自然ではない点が引っかかる。
エピローグはセンスがあり余韻が残る。

[dai115jpさんの感想 · 2016年7月29日]

他の方も同じように違和感を感じたり、あの人は全然出てこないぞ、と思ったり。千鶴だって始めから「お○○」って書いてあったし、、、摩耶先生のワールドにやられました。でももうチョットゾクゾク感が足りなかったので☆4つ。自分が読み取れてなかったのかもしれませんが。

著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」