試着室で思い出したら本気の恋だと思う (幻冬舎文庫)

著者 : 尾形真理子

• 幻冬舎 (2014年2月6日発売)

感想・レビュー・書評

[もっちさんの感想 · 2023年4月27日]

読みやすい小説。
各主人公の気持ちが前向きで成長してるな〜と感じる。

[しらたきさんの感想 · 2023年4月22日]

読むと心に清涼感を与えてくれるような本。

名言がたくさんで心に響いた。洋服って自分や気持ちを表現してくれるツールであり、特別な存在。日々忙しくて最近忘れていた『来ていく時が楽しみだから洋服選びも楽しい』そんな気持ちを思い出させてくれた。

[1755328番目の読書家さんの感想 · 2023年4月18日]

洋服のお話
ささーっと2時間くらいで読めました
1番はセレクトショップオーナーの話
凛としたかっこいい人の恋人素敵すぎて理想

[1881751番目の読書家さんの感想 · 2023年4月14日]

登場する女性には、それぞれ想う男性がいる。関係性はどうであれ、やっぱり想う気持ちがあれば関係は続く。相手がいることで抱く感情があって、素敵でいたいと思う。

[たかはしさんの感想 · 2023年4月2日]

タイトルに重さを感じつつ気になってしまい読みました。
店員のシャイで優しさに包まれた洞察力は、店に訪れた女性達の心に芽生えたササクレを直す町医者的な存在だったのかな。

[もからてさんの感想 · 2023年3月21日]

めっちゃ良かった。一番最初の話が一番好き。言葉のひとつひとつが丁寧で、感情がよく伝わるように上手く言葉を紡いでいてすごい。つい感情移入してしまうし、共感できるところがあってすぐ読み終えちゃった。

[ゆかさんの感想 · 2023年2月21日]

タイトルがおしゃれだなぁって思って読んでみたら、中身も共感できる部分が多かった。「試着室」から恋愛観を繰り広げる着眼点が面白い。
全然違う女性達だけど、試着室で好きな人のことを想いながら悩んだりするのは一緒なんだな、と暖かいきもちになりました。

[シンボリズムさんの感想 · 2023年2月12日]

「感情は、年を取らないのかもしれない」

毎年少しずつ年を重ねて少しずつ大人になっているであろう自分に対して、この言葉をかけてあげたい。

自分らしいのが「個性」なんだ

自分が自分らしくいられる時間や状況を把握して、いま自分らしいなという状況を自ら作れるようにしたいと思った。

[nさんの感想 · 2023年1月2日]

短編全てがいつもと違う洋服を着ることで、新しい自分との出会いに一歩踏み出せ、それぞれ前向きに歩んでいく話になっていて良い世界観だった。

本筋からは逸れるが、同じ推理小説2冊買って、同じペースで誰かと読みながら予想し合うの凄い楽しそうだと思った

[バナナマフィンさんの感想 · 2022年7月3日]

タイトルは一時期話題になったルミネの広告ですね。私自身が恋愛とはしばらく縁がなく、それに伴い恋愛物を読むのもなんとなく避けていたし、いかにもなタイトルの物を読むのはな…と変な意地がありましたが、軽やかな短編集で読みやすかったです。
一話ごとに印象に残るフレーズがあり、それがよかったです。「ありふれた春だけど、冬をのりこえた春だもん。」「ちゃんと欲しがる女ほど、欲しがられる女になる。」「感情は、年を取らないのかもしれない。対処の仕方が大人になっていくだけで。」

著者プロフィール

尾形真理子（おがた まりこ）
1978年、東京都生まれのコピーライター・制作ディレクター。2001年日本大学法学部新聞学科卒業後、博報堂に入社。ルミネをはじめ、資生堂、Tiffany&Co.、キリンビール、日産自動車など多くの企業広告を手がける。朝日広告賞、TCC賞など多数受賞。
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』（幻冬舎）で小説デビュー。