試着室で思い出したら本気の恋だと思う (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2728
レビュー : 263
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421509

感想・レビュー・書評

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  • 逃恥の百合ちゃんじゃないけれど、女には本当にたくさんの呪いがかかっている。
    常に変わり続けなきゃならないし、若々しく、美しくなければならないし、誰かに愛され、必要とされる自分でなければならないし…冷静になって考えてみれば、ただ好きな服を着て、少しだけ背筋を伸ばせば、誰だってそれだけでキラキラできるハズなのに。
    可愛い服を着て、ニッコリ笑って、お仕事を頑張れる女でありたいなー。
    「Closet」みたいなお店が近くにあれば、私もそうなれるかなー。

    「可愛くなりたいって思うのは~」が良かった。
    ていうか、美濃田くんは満更じゃないよね?
    本当に実らない恋、なの??
    チヒロの初々しさがすごく可愛かったから、実る恋であってほしいなー。

  • ちょっと気になっただけで買ったけど、即読みながら引き込まれ、手触りのいい文章と託しやすい女性たちの心とが、ドストライクだった。

    ああ、そうそう、そうなのよ、といってしまいそうになる、等身大の今がそこに込められていて、学生時代すらも等身大で。

    そのうち、このオーナーの話を垣間見たくなって、最後に望みが叶う。
    立ち読みしたときには意味のわからなかったタグの謎も、落ち着いて最後まで読むとわかる。

    どの話も思い出深く好きだ。
    物語ことに最後につけられるキャッチコピーもおお、と思う。

    「ちゃんと欲しがる女ほど、欲しがられる女になる。」

    これが一番すきだった。
    ちゃんと欲しがることのできる女になりたい。
    わがままでなく、権利を主張できるよう、自信を持てる自分になりたい。
    そう思えた。

    追記
    この女性たちはみんなとある3月に来たお客さんたち、ということか。

  • タイトルに惹かれて衝動買いしたものの、読み始めは私からは随分若いコ向けかな、と少し後悔。
    けど読み進めるうちに気づけば夢中になって、あっという間に読み終えました。

    特に大好きなのは年下の男の子を好きになるチヒロのお話。
    隣で彼女の恋を全力で応援してるような気持ちで、そして実らなかったなんてまだ決まってない!!とお話の続きのハッピーエンドを全力で期待していました。

    ただ、小説内で表現されるスタイルはあまり瞬時に具体的にイメージ出来ず、全体的に映像向きな作品だなと思いました。

    そして、”closet”の店員の女性の魅力が控えめ過ぎて、彼女のストーリーがもう少しあって欲しかった。

    • ayacopinさん
      私もこれ,タイトル見てすごく気になってたんです(笑)
      映像向きとのことですが,映像思い浮かべつつ読んでみたいと思います.
      私もこれ,タイトル見てすごく気になってたんです(笑)
      映像向きとのことですが,映像思い浮かべつつ読んでみたいと思います.
      2016/11/13
    • yumiさん
      ayacopinさん
      ルミネのときめくキャッチコピーを元に描かれた本作はカジュアルな感覚で読めて個人的になかなか良かったです...♪*゚
      ...
      ayacopinさん
      ルミネのときめくキャッチコピーを元に描かれた本作はカジュアルな感覚で読めて個人的になかなか良かったです...♪*゚
      やっぱりストーリーの要となるファッションは、文字よりも映像で見た方が分かりやすいのかなーと思いました´◡`
      レビュー楽しみにしています...♪*゚
      2016/11/13
  • 好きなロックバンドのボーカルがオススメしていた本。
    読み進めていくうちに、過去の自分も恋人に見せたくなるような洋服を買うときはいつも以上にウキウキしていたことを思い出した。恋人に「ワンピースとか着ないの?似合うと思うけどな〜。」と言われて、デートにワンピースを着て行ったことも。そういう意味では、女の子には特に読んでほしいと思う本だった。
    いくつかのストーリーがオムニバス形式で書いてある本で、それぞれの物語の舞台はすべて「Closet」というセレクトショップ。どのストーリーにも共感できる部分があって面白かったし、エピローグでセレクトショップの店員自身のエピソードが盛り込まれているところも素敵でした。そのエピローグの最後、【GO BACK ● タグには、赤い文字で刺繍がしてあった。赤い丸は、「JAPAN」という意味だろう。何度も何度もそのタグを指で撫でてから、カナメはもう一度、白いワンピースを着てみることにした。】という4行は特に素敵だなと思いました。

  • 首都圏のおしゃれな女の子たちに大人気のファッションビル、「ルミネ」。
    その広告ポスターが、女の子たちの間で話題になっている。若い女性を中心に大人気の蜷川実花さんの写真とともに綴られる、胸がキュンとする言葉の数々。
    「魔法を一着、買って帰ろう。」「新しい服を買うと、違う恋が欲しくなる。」「ワンピースを着た日は、彼とケンカにならない。」などなど。
    そんな女の子たちの恋心を代弁してきた尾形真理子が、ついに小説家としてデビュー。
    「ルミネ」のキャッチコピーをモチーフに、気鋭のコピーライターが紡ぐ、恋する女の子のせつない気持ち。

  • 私と大体同じぐらいの年齢の女性がそれぞれ主人公になっているので、共感しながら読めました。

    服を買うってそれだけでウキウキするものだけど、誰かを思って選ぶ服はもっと素敵ですね。

    恋したい‼︎

  • もともとコピーライターとしてだいすきだった尾形さんの小説。短編集でサクサク読めるので、通勤時間の良いお供でした。大人の女性へのエール。
    表紙も、中身も、とても素敵です。何回も読み返したいなあ。
    2016.07.11

  • 今日は素敵な本と出逢えた。


    「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」

    いつだったか、ルミネの広告で目にしたコピー。
    ウズウズする程共感し、嬉しくなったあの日。

    そんなコピーを書いたコピーライターの尾形真理子さんが本も書いていたという。これは読まねばと思い即購入。


    泣きました。

    可愛くなりたいって思うのは、
    ひとりぼっちじゃないってこと。

    好きは、片思い。
    似合うは、両思い。

    など。
    なんでこう、尾形さんの言葉はいちいち胸にしみるのかな。

    女性には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

    • yumiさん
      お洋服と向き合うときの、その向こうに見える人との切なかったり、キュンとしたりするフレーズがすごく良かったですよね。
      フォローありがとうござ...
      お洋服と向き合うときの、その向こうに見える人との切なかったり、キュンとしたりするフレーズがすごく良かったですよね。
      フォローありがとうございます...♪*゚
      レビュー参考にさせてください❤︎
      2016/11/20
  • 一文だけにストーリーを込めることと、ある程度の時系列をもたせてストーリーを紡ぐことは、全く別物であると学んだ一冊。

    20〜30代の女性には身近で読みやすいストーリーであるが、結末を読み手に考えさせるのとはまた違った印象の結末のぼんやりさが、星を下げた一因。

  • 実らなかった恋にもちゃんと実ができている
    いいなー。いいフレーズ
    ルミネのキャッチとかを考えてるコピーライターさんらしい。さすが。心にずんってくる1文がどんどん出てくる。こういうの大好きなんですよね、私、いいなーー、すごく良い、、、歌詞とかを読むのが好きなんですよ、だからこの小説は本当なんか好みにハマった
    内容はかるーくてサクサク読める感じ
    正直忘れるのは早い笑
    けど忘れさられてもフレーズのズシンッ感はちゃんと今も残っているのです。それで良いって思うんだよね。あっさりしてて。
    こういう作家さんって他に誰かいないのかなぁ、、、無知すぎてわかんないですけど
    表紙と可愛くてテンションあがりますね笑
    2016.2読了

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著者プロフィール

尾形真理子(おがた まりこ)
1978年、東京都生まれのコピーライター・制作ディレクター。2001年日本大学法学部新聞学科卒業後、博報堂に入社。ルミネをはじめ、資生堂、Tiffany&Co.、キリンビール、日産自動車など多くの企業広告を手がける。朝日広告賞、TCC賞など多数受賞。
『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』(幻冬舎)で小説デビュー。

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