孤独の価値 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
3.63
  • (77)
  • (132)
  • (139)
  • (23)
  • (11)
本棚登録 : 1721
感想 : 169
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983670

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 3.1

  • どこか影のある人、に惹かれる理由が
    わかった瞬間がありました。
    ひとりで考えたり考えなかったりする時を過ごして
    その中で生まれたものを大切にして
    時には形にして人に見せることもある、
    そんな人に惹かれるし
    なれるものなら自分も、と思えました。
    それだけでは生きていけないけど、
    いつでも誰かと、でなくてもいいという
    感覚を肯定してもらえる一冊でした。

  • 所要時間:3
    印象的な文章:なし
    オススメ度:
    身内 3
    身内以外 3
    過去の自分(20歳) 3
    未来の自分(60歳) 3
    子供が【22】歳のときに読んで欲しい

    人それぞれの考え方があるんだなと改めて実感した。
    孤独の定義はきっと多種多様であり、また自分の中から湧き出る感情に左右されるものだと感じた。

  • 小説家の書く随筆は面白いことが多いけど、
    これは外れかな

    みんななんとなく思ってるような当たり前のことを書いていて、仰々しさを感じてしまった

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 何故孤独は寂しいのか(孤独とは何か/孤独を感じる条件 ほか)/第2章 何故寂しいといけないのか(寂しさという感覚/孤独を怖れる理由 ほか)/第3章 人間には孤独が必要である(個人でも生きやすくなった/僕はほとんど人に会わない ほか)/第4章 孤独から生まれる美意識(人間の仕事の変遷/わびさびの文化 ほか)/第5章 孤独を受け入れる方法(詩を作ってみよう/逃げ道を探す ほか)

  • メルカリ購入、メルカリ売却

    孤独って定義を、多くに人は、ネガティブに捉えているよね。
    そもそも、それってMajorな考えであって、納得だけど、正しいわけではないよね。
    寂しさと楽しさは正反対。
    孤独だからと言って、寂しいわけではないよ、人によって違うし。
    自分のお価値を、人に押し付ける人が多いから、そこは弁えない(わきまえない)といけないと思う。 って考えさせられた。

  • 恋人や友人、家族と一緒にいてもなぜか孤独を感じる瞬間が多々ある。苦しくてこの本を手に取ってみました。
    著者の考え方には多少納得できない部分もあるが、孤独は悪いものではないのだと、少しだけ思えるようになった。

  • 孤独=悪いものだという認識の人が多いというのは実感するところです。
    独身独居な今ですが、よく「寂しくない?」と訊かれるので。でもこれが、ほとんど寂しくないです。森さんと同じように、たまに友人とやりとりするし、仕事には平日ほぼ毎日出勤しているので1日に一言も人と会話しないという状態にはなかなかなりません。
    一人の時間は自分をリセットするのに絶対必要で、それでバランスとっているので、この本にはとても力付けられました。
    椎名林檎さんと宮本浩次さんも歌ってました、「孤独とは言い換えりゃ自由」と。
    完全な自由ではないですが、以前よりは自由になったので、自分とひたと向き合ってこれからどう進むか考えてみようと思いました。

  •  人生には金もさほどいらないし、またそれほど仲間というものも必要ない。一人で暮らしていける。しかし、もし自分の人生を有意義にしたいのならば、それには唯一必要なものがある。それが自分の思想なのである。
    (P.10)

     少数派であっても、その生き方や価値観を無視しては行けない。仲間や家族が人生で最高に大切なものでなくても、けっして異常ではないし、また寂しいわけでもない。それ以外にも、楽しさはいくらでもあるし、また美しいものだって沢山ある。
    (P.63)

  • 2回目読了。孤独であることに感謝できた。本来は上質である状況なのだ。
    1回目読了。孤独である事は現代社会における1つの恩恵である事が大きな発見だった。これからは孤独であることに感謝したい。
    今までは孤独に対して極度に劣等感を抱いてしまっていた。現代の繋がり過ぎの世の中の方が異常事態である事を自覚するべきで孤独でいられる現状を肯定して生活していこう。

    孤独の有意義な過ごし方。
    1 詩を作る。創作をしてみる事で孤独から生み出されるものがあることに気付ける。
    2 報酬のない無駄な事をする。見返りを求めない活動をすることによって孤独である寂しさを忘れることができる。

全169件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×