- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408017266
感想・レビュー・書評
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かつて読んだ『元素生活』の寄藤文平さんが医学部教授の藤田紘一郎さんと書いたウンコの本。
現代人が、いかに生活の表層からウンコを隠し、意識の中からウンコを消し去ってしまったことか。挙句に、水洗便所と下水処理は、ウンコが再び食物の生産や他の生き物の材料となって自然界を流転するサイクルを断ち切っていること、行き過ぎた清潔化・潔癖症的現代人の生活がアトピーや喘息を増やしていることなどを前半で触れてくれていて、日頃から何となく思っていたことを面白くイラスト化して見せてくれ、そうそう!と膝を打った。
後半では、ウンコの様子からカラダのコンディションを読む方法と対策となる食生活など、ウンコにまつわる傾向と対策編となっていて興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤田先生の本を読むのなら、「腸内細菌とともに生きる」がお勧めです。この本は漫画絵が多いが、読み難く感じました。
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真面目なんだか、
不真面目なんだか。
工場や円グラフなど、
寄藤さんのイラストが
絶妙で面白すぎ。 -
能町みね子さんやヨシタケシンスケさんみたいなタッチで丁寧に細かく綴られていて楽しい☆
内容も濃くっておもしろい♪ -
大人タバコ養成講座などの広告や、グラフィックデザイナーとして活躍される著者。
寄藤文平さんの読みやすくて、頭にすっと入ってくるイラストが大好き。
不浄のものとして敬遠されがちなウンコにスポットを当てている。
人間を地球上のサイクルに属するものと考えたときにウンコは無くてはならないもの。もっと生活にウンコを。ウンコを取り戻せ!そんな感じか。
個人的には色々な仕組みでサイクルを代用できているなら、それはそれで構わないのでは?と思う。
が、ウンコも教養だと思えば楽しんで読める。
何より、著者の発想を見てほしい。P49からのウンコファクトリーのくだりは定期的に眺めたくなるほどだ。
とても良かった。 -
お気に入りに寄藤さんシリーズその3。
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なんのとりえもなく、
平凡に生きて来た
三日坊主の私も、
ひとつだけ続けている事がある。
そう、排便である。
生物なら共通の行為である
だが、しかし
今までの私はこんなにも排便を繰り返して生きて来たのにもかかわらず
ウンコの知識が皆無であった。
それも今は昔、
この本を読んでしまいウンコの叡智を得た。
ある日、私は面接を受けていた。
「趣味、特技などありますか?」
えーと、…排便ですかね。
「ハイベン?」
ウンチについての素養が少し。
「あ!w 排便!へー!いいじゃない!」
ありがとうございます。
「ありがとうございました。次の方は…」
今まで続けていた甲斐があった。
未だに私は、いい結果を心待ちにしている。 -
通になるなら、便通がいい。
帯に書いてあったコピー。
排泄物について軽快に語り、排泄物の大切さを面白おかしくナイスなイラストで書いてある。もっとウンコについて明るく話せる社会になればいいな〜!ぐらいの読後感がホッとした。 -
一気に読みました。
生きていくのに大切な排泄行為!
思春期の子どもに読ませたい(笑) -
なかなか面白い視点で健康について学べる。絵も面白い。食物繊維を取り、よく噛む事は心身の健全に良い。素晴らしく気分爽快になれ、鬱の人にも良いとの事。